2017年10月4日

カタルーニャはなぜ独立したいのか?クレヨンしんちゃんが旗を掲げる「独立のシンボル」になった理由

カタルーニャ独立の理由には経済的な要因も

世界に名だたるサッカークラブ「FCバルセロナ」を擁し、古の昔から地中海沿岸における交通の要衝をおさえた都市として栄えてきたバルセロナ。

この「バルセロナ」を州都としているカタルーニャは、スペイン各地の他の自治州よりも、税金を多く収めています

2008年に起きたリーマンショックでは、ヨーロッパ各国のなかでも、ギリシャ、イタリア、そしてスペイン経済に大きな打撃を与えたと言われており、カタルーニャも企業倒産や失業者増大といった問題を抱えていました。

自分たちは、スペイン各地方のどこよりも多くの税金を納めているし、経済的にも苦しい状況だって経験している。

そうした不満がくすぶる状況のなかで、スペイン中央政府は、EU側から押し付けられた財政赤字削減という目標を達成するために、公共事業費だけに留まらず、医療・教育といった「市民生活に直結するような各分野」におけるコストカットを州政府に対して要求しました。

一方で、スペイン国内でも、独自の徴税権といった「特別扱い」を受けている州も存在していました。

スペインでは、バスクとナバーラ地域においては、中央政府との特別な取決めにより、税金を州または県が集め、その一部を中央政府に収める、という「財政自主権」を持っています。

カタルーニャでは国によって徴収されている税金。

自分たちよりも税金を納めていないはずの他の地方が「特別扱い」を得ていることに対して、不公平であるとの不満が高まっていきます。

カタルーニャ側では、このバスクとナバーラと同じような「財政自主権」を得ることを中央政府に求めましたが、スペイン政府側ではこれを一蹴しています。

カタルーニャ経済への不平等…大きな税負担、他より遅れたインフラ整備

州都バルセロナの存在によって、他地域よりも多くの税負担を支え、スペイン国内のGDPに貢献しているカタルーニャですが、そうした税制状況にも拘わらず、鉄道や高速道路といったインフラ整備は「他の自治州よりも遅れている」とさえ言われることもあるようです。

カタルーニャ側では、スペイン中央政府による公共投資が、スペイン国内のGDPに占めるカタルーニャ分の比率と同じ割合になるように求めています。

スペイン中央政府における経済危機の影響が深刻であることから、カタルーニャの市民は「独立すれば経済的苦境が少しは改善されるのではないか」と考えるようにもなり、また、カタルーニャ州政府としても、そういった意図のキャンペーンを展開しているとされています。

大きな税負担を担いながら、民族的、言語的に排他され、負担に対する見返りも小さいカタルーニャ。

一方で、マドリード、バレンシア、バレアレス諸島の3つに並び、「国に対する税負担が大きい、豊かな自治州」を手放すわけにはいかないスペイン中央政府。

双方のせめぎあいは、2010年頃から表面化していき、今回のカタルーニャ独立運動までにつながっていきます。

Twitterの反応

海外の反応

sam93931「なんてことだ…独立を問う投票を阻止するために、罪のない人々を打ち倒したってのか?」

EverythingFimo「スペインは恥を知れ!恥を知るべきだ!カタルーニャが独立を望むならば、それを勝ち取る権利がある!」

TheLocoRonin「私たちギリシャ人は、彼らの独立運動を支援する。投票を弾圧する極右の動きにはゾッとするよ。」

Thompter S. Hunson「”それが自由である、と間違って信じている奴隷ほど、絶望的なものは無い。” -ゲーテ 」

Tibor Sass「カタルーニャこそが勝利するだろう。」

niks1na「カタルーニャに自由を!」

Ralphi Ralph「共産主義者が国家転覆を狙ってるんだよ。」

sam93931「少なくとも、僕らは、彼らが望むものに対してこそ賛成の票を投じることになる。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)


関連記事

 人気の記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。