2017年10月28日

カタルーニャ自治州の独立宣言…スペイン地図北東・フランス境界に「カタルーニャ共和国」誕生か?:海外の反応

地図とデータで見るカタルーニャ地方

カタルーニャの地図

地域 カタルーニャ
中心地 バルセロナ
スペイン国内での行政の扱い 自治権譲渡
議会 カタルーニャ自治州政府
首相 カルロス・プッチダモン
面積 32 32,114㎢(スペイン6位、全体の6.3%)
人口 736万人(スペイン2位 、全体の15.96%)
公用語 スペイン語(カスティーリャ語)、カタルーニャ語、アラン語
カタルーニャ自治州 公式サイト http://www.gencat.cat/

カタルーニャは、スペイン北東部に位置し、大都市・バルセロナを擁する海運の要所として古来より栄えてきました。

カタルーニャ自治州のデータを見てみると、その面積はスペイン国内でも6位、スペイン国土全体の6%を占める32,114㎢。

人口は、スペイン国内で2位となる736万人を抱えており、スペイン中央政府がその商業と税負担を惜しんで手放したがらないこともうなずけます。

スペイン国内では、バスクとナバーラ地域に限っては、中央政府との特別な取決めにより、「税金を州または県が集めて、その一部を中央政府に収める」という「財政自主権」を持っています。

その一方で、バルセロナというスペイン屈指の都市を州都としているカタルーニャは、他地域よりも多くの税負担を支えてスペイン国内のGDPに貢献しているにもかかわらず、道路整備といったインフラ関連の公共事業において、他の地域よりも遅れているといった状況にありました。

自分たちは、スペイン各地方のどこよりも多くの税金を納めているのに・・・。

カタルーニャ人」という民族的なアイデンティティと、「カタルーニャ語」という言語の排除によって「スペインという1つの国家」といった一枚岩を築きたがったスペイン中央政府

古くは古代・中世から続く「カスティーリャ(スペイン王国)」と「カタルーニャ」の民族的な対比から生まれた独立意識でしたが、こうした経済的な不公平に対する不満も、独立の理由とされています。

スペインリーグの名門FCバルセロナの行方

カタルーニャでの住民投票のなかで起こった警官隊との衝突事件を受けて、「誰一人として観客のいない無観客試合」と「運営の完全閉鎖」によって、カタルーニャ独立を支持するスタンスを表明していたサッカー・スペインリーグの名門、FCバルセロナ

FCバルセロナが本拠を置くバルセロナは、独立問題で揺れるスペイン・カタルーニャ州の州都。

スペイン・カタルーニャ州、そして、州都バルセロナで起きていることを、全世界に伝える。

こうしたFCバルセロナの「決断」は、大きな反響を呼び、スペイン国内だけではなく、ヨーロッパを中心とした世界中のメディアの注目を集めます。

普段であれば、スペイン全土を揺るがすような興奮と熱気に包まれるスタジアム「カンプ・ノウ」で「誰一人として観客がいない」という「無観客試合」が世界178ヵ国に向けて映像配信されており、スペイン・カタルーニャで起きている出来事を世界に知らしめました。

2日に発表されたFCバルセロナ・バルメトウ会長の声明によると、「カタルーニャの人々に寄り添い、世界に向けて憤りを示す必要があった。」「試合は行うが、”無観客にする”と、最終的に私が決めた。」とコメントされており、バルセロナが、本拠地であるカタルーニャで行われた独立運動を受けて、世界中にその怒りを示すために「無観客試合」に踏み切ったことが明らかにされています。

何世紀もの昔、地中海一帯の覇権を握ったアラゴン・カタルーニャ王国の時代から、カタルーニャ州に住み、カタルーニャ語を話す、カタルーニャ民族の人々は、自分たちが、カスティーリャ王国にルーツを持つ「スペイン人」とは異なることに誇りを持っていたカタルーニャの人々

その後、スペイン中央政府によって民族言語である「カタルーニャ語」の排除や、現・スペイン首相でもあるラホイ首相の「自治州はネーションあるいは国家となったこともないし、なることもできない。」という発言にも耐え抜いてきた「古の王国」は、多元的国家ともいわれるスペイン国内において、常に「自分たちの言語と文化を認めてほしい」という声を挙げ続けてきました。

「その後、フランシスコ・フランコの独裁政権下では、カタルーニャ語が禁止された。」

「カタルーニャ語で旗を意味する「サニェーラ」も禁止された。」

「カタルーニャ人が唯一、逮捕される恐れなしに自身の感情を表現できたのは、カンプ・ノウでバルサの試合を観戦する時だけだったのである。」

(引用・出典:サッカー専門メディア「GOAL」 Ben Hayward 記事中の記述より – https://goo.gl/BoJA5N )

サッカー専門メディア「GOAL」に掲載された、同日のFCバルセロナの「無観客試合」について語られた海外記者の記事には、「カタルーニャ人が唯一、逮捕される恐れなしに自身の感情を表現できたのは、カンプ・ノウでバルサの試合を観戦する時だけだったのである。」という表現が記されており、世界的に有名なサッカークラブである「FCバルセロナ」と、政治的・民族的な意味での「カタルーニャ」の間にある、強い結びつきが現れています。

普段の記者会見においても、まずは地元であるカタルーニャのメディア取材陣に「カタルーニャ語」で対応したのちに、スペイン語での質疑応答に応える、といったシーンも見ることができるFCバルセロナ。

フランコ時代、僕らは、自分たちの意志を守ることができなかった。

僕はカタルーニャ人だし、そう感じているし、今日はなおさらだ。

カタルーニャの人々と、その行動を誇らしく感じている

バルセロナに所属するディフェンダーであり、「カタルーニャ人」でもあるジェラール・ピケは、試合の後、涙ながらにこう語ったと報じられています。

すでに公式の声明からは、「カタルーニャ自治州が独立した場合、どのリーグでプレーするか決断しなければならない。」というコメントも飛び出しており、世界的にも知名度の高い、スペインサッカーの至宝「だった」FCバルセロナは、今回のカタルーニャ独立が成立したのちには、正式にスペインリーグから除名され、リーグを脱退することが予想されています。

Twitterの反応

海外の反応

Anjur Mohammad「カタルーニャきたぁぁぁ!スペイン政府は恥を知れ!」

Anjur Mohammad「カタルーニャの自由にインシャ・アッラーの加護あれ!」

ariean rachmat「モハメド、君は一体どこの国の出身なんだい?」

Gato Gate「ムスリム系がカタルーニャの独立を支持してるみたいだな。」

Bohammad「ムスリムによるスペイン再征服だな」

Al L「まだEU側ではスペイン政府のとった行動について言及していなかったな。両者はまるで暴れまわる子供のようだ。」

Imperator Furiosa「自由は死せず!」

Montse Roset Armengol「BBCニュースは、カタルーニャでいま何が起きているかをよくぞ世界に知らしめてくれた。」

Forhad Reza「カタルーニャは自由だ!」

Carlos Blackheart「行けカタルーニャ!独立に向かって走れ!」

karekezi Etienne「カタルーニャが独立をすることは、彼らを自由にはしないだろう。」

24 Hour News「街には1000人以上の人々が溢れかえり、カタルーニャを起源とする都市は、スペインの警官隊の暴力に抵抗した。」

24 Hour News「全てが良い方向に向かうことを願う。」

Daniel W「カタルーニャのことはよく知っている。彼らは、それを成すに値する。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)


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