2017年10月27日

ケネディ大統領暗殺事件の機密文書が公開先送り…20世紀最大のミステリーは闇に葬られるのか?

1963年11月22日、その在任期間中に、テキサス州ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ

アメリカ・CNNニュースが報じたところによると、トランプ大統領が25日、このジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関する非公開資料を26日に公開することが明らかに。

しかし事態は一転、27日の日本時間7時30分時点で、これまで非公開だったケネディ大統領暗殺に関する機密文書について全面的に公開することを先送りする方針が決定されました。

謎が謎を呼び、これまで多くの話題を呼んできたケネディ大統領暗殺事件

ついにその真相が明らかとなるかもしれない…という全世界の期待のなか、一時はトランプ大統領自ら「明日には公開されるだろう」と明言しましたが、土壇場で公開先送りとなってしまいました。

ケネディ暗殺事件に関する機密文書の公開が先送りに…!


(動画引用・出典:Youtube TIME公式チャンネル「ケネディ大統領暗殺事件 どうのようにしてザプラーダーフィルムが世に出たか」より – https://goo.gl/BZGFbE)

多くの市民が見守るパレード中、右側頭部を狙撃されたケネディ大統領

パレードの途中、喉を狙撃されて苦しむような素振りを見せたケネディ大統領、ジャクリーン夫人が彼の異変に気づき、そっと寄り添った直後に、悲劇は起こりました。

暗殺のその瞬間は、当時、偶然にもパレードの様子を自前の8mmフィルムによってカラー撮影していたエイブラハム・ザプルーダーの映像「ザプラーダー・フィルム」によって世界中へと伝わっており、当時を知らない人でも、この映像を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

1963年11月22日、翌年64年に行われる大統領選挙のためのキャンペーンでテキサス州ダラスを訪れていたジョン・F・ケネディは、市内で行われたオープンカーでのパレードの最中、多くの市民の目の前で何者かによって狙撃を受けました。

43歳でアメリカ大統領に就任して以来、たった2年10か月2日の在任期間で暗殺されてしまったジョン・F・ケネディ大統領。

暗殺事件の発生直後には、当時の最高裁長官であったアール・ウォーレンを委員長とした調査委員会「ウォーレン委員会」が設置されており、事件の翌年となる1964年9月に、大統領暗殺に関する公式な政府報告書「ウォーレン報告」が提出されました。

事件の犯人とされたのは、ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれの元・海兵隊員であった、リー・ハーヴェイ・オズワルド

逮捕直後から「過去の亡命につけこまれた」「嵌められた」「身代わり(patsy)だ」といった主張を続けていたオズワルドでしたが、逮捕からわずか2日後、ダラス警察から郡刑務所へと移送される直前に、ジャック・ルビーという人物によって銃撃、彼もまた暗殺されてしまいます。

後に行われた裁判のなかで一般にも公開された「ザプラーダー・フィルム」の映像からは、オズワルドの狙撃位置とされていたポイントとは異なり、前方から狙撃されているように見える点が指摘され、当時から複数の暗殺犯の存在が囁かれていました。

26日中には、その公開を差し止める権限を持つ唯一の人物であるトランプ大統領が「明日には公開されるだろう」とツイートしており、長らく謎に包まれていた事件の真相が明らかになることに対して、世界中から注目が集まっていました。

トランプ大統領も楽しみにしていた?「非常に興味深い」

(訳:トランプ大統領「長らく待ち望まれたジョン・F・ケネディ暗殺事件に関する機密文書が明日、公開されるだろう。非常に興味深い!」)

現在のアメリカ大統領であるドナルド・トランプ大統領は、25日にケネディ暗殺事件に関して、暗殺記録の収集に関する連邦法による公開期限に基づき、非公開とされていた政府の機密文書を26日中に公開することを明らかにしていました。

26日に公開されるケネディ大統領暗殺事件に関する機密文書は、全部で3000件以上あると言われており、トランプ大統領はなんらかの事情によって公開に配慮するべき事由が発生しない限りは、連邦法に基づく期限に則って公開を許可する意向を明確にしていたトランプ大統領。

土壇場での「公開先送り」は一体どのような意味をもっているのでしょうか?

やっぱり全面的な公開は先送り

すでに公開されている資料も含み、ケネディ大統領暗殺事件に関する機密文書は全体で500万ページにも及ぶとされており、これまでには全体のおよそ88%までが公開されていました。

機密文書の残り11%の部分は、一部のみしか公開されておらず、今回公開される予定となっていた部分は全体の1%、約3000ページとなり、これまでには完全非公開とされていた部分と言われていました。

今回発表されたケネディ暗殺事件に関する機密文書全面公開の先送りによって、このうち約2800ページについてはトランプ大統領が許可し、今後、公開されるとみられています。

1992年に制定されているアメリカの連邦法では、暗殺事件に関して、CIAといったアメリカの政府機関が作成している資料を25年以内に公開することを義務付けており、2017年10月26日が、ケネディ大統領暗殺事件の公開期限となっていました。

今回の機密文書の公開にあたって、トランプ大統領は自身の公式ツイッターのなかで「長らく待ち望まれたジョン・F・ケネディ暗殺事件に関する機密文書が明日、公開されるだろう。非常に興味深い!」とコメントしていたものの、土壇場になって全面的な公開については先送り

完全非公開となった残り200ページには、一体何が記されていたのでしょうか?

なぜケネディ暗殺の機密文書 全面公開は延期となったのか?

26日中には、「非常に興味深い!」と興奮した様子でツイートしていたトランプ大統領でしたが、土壇場になって発表された全面的な公開の延期。

残り200ページを残して、部分的な公開となってしまった背景にはどのような理由があったのでしょうか?

公開に際して配慮すべき事柄がない限り…」と前置きされていたケネディ暗殺事件の機密文書全面公開

27日中の公開に対しては、その差し止めを命ずることのできるトランプ大統領に対して、各所からの圧力があったとも報じられていました。

共同通信社が27日付で報じた最新情報によると、アメリカの政府当局者が「中央情報局(CIA)などの情報機関から公開延期の要請があり、トランプ氏が安全保障上の理由で受け入れた」とされています。

CIAについては、当時、ケネディ大統領の外交政策に異を唱えていたことによる黒幕説もさることながら、「冷戦下の当時、突然メキシコを訪問するという不審な行動を見せていたオズワルドの犯行を予見できなかった」という「世紀の大失態」についても語られており、またも陰謀説の見方を強めるような公開延期となってしまいました。

オズワルドは本当に暗殺犯だったのか?新事実は?

ケネディ大統領暗殺事件を研究している歴史家・専門家の間では、たとえ今回、機密文書のそれまで非公開だった部分が公開されたとしても、ケネディ大統領の暗殺について、新たな衝撃的な事実が浮かび上がることはないだろう、と見られていました。

ともすれば、今回の全面公開の中止如何に関わらず、単独の犯行による暗殺犯とされているリー・ハーベイ・オズワルド容疑者の謎について、衝撃的な新事実が明らかになることはないのかもしれません。

しかしながら、事件から遡ること数週間の期間において、リー・ハーベイ・オズワルド容疑者が突然メキシコ市を訪問していたり、逮捕直後に「嵌められた」と主張して暗殺された点など、不可解なポイントはいくつも残っており、こうした「ケネディ大統領暗殺事件の謎」を紐解くなんらかのヒントが得られることも期待されています。

アメリカ大統領の在任期間中、それも大衆の見守るなかでの暗殺、といったセンセーショナルで謎に包まれた暗殺事件は、事件から半世紀になろうとする現在でも様々な陰謀説が唱えられており、タイムスリップによってケネディ大統領暗殺を食い止めるというストーリーの海外ドラマ「11/22/63」をはじめとして、多くのフィクションにも影響を与えてきました。

その陰謀説のなかには、「オズワルドは本当に暗殺犯だったのか?」「単独犯ではなく、複数の狙撃手がいたのでは?」というものから、当時のキューバやソ連の関与を疑う声、ケネディの外交政策に反対の姿勢をとっていた当時のCIAによる暗殺、といった説まで、多岐に渡ります。

これまで、その公開を唯一差し止めることのできる権限を持ったトランプ大統領が、「明日、機密資料が公開されるだろう。非常に興味深い」と発言したことで、26日中の公開がほぼ確定していたはずのケネディ大統領暗殺事件の機密文書。

半世紀の時を経て紐解かれるはずだった「20世紀最大のミステリー」は、またもお蔵入りとなってしまいました。

ジョン・F・ケネディ 略歴

1917年、アメリカ・マサチューセッツ州で、アイルランド系の実業家の家に生まれる。

民主党に所属して、上院議員を経たのち、1961年にカトリックとしては初となる大統領として、第35代アメリカ大統領に就任。

2年あまりの短い在任期間の間には、米ソ核戦争勃発の危機となった「キューバ危機」で全面核戦争を回避するなど、冷戦時代のターニングポンイントとなる功績も残している。

1963年に、テキサス州ダラスを訪れた際、パレード中に何者かによって狙撃され、20世紀最大のミステリーとしても知られる。

Twitterの反応

海外の反応

Satellite「ソビエトではロシアの某大統領が君を暗殺するよ。」

Madelynn Hartley「オズワルドには致命傷となった最後の狙撃ができるハズが無いんだよな。」

Madelynn Hartley「CIAがケネディを暗殺する2つの理由がある。1つは彼がドル通貨を印刷できる犯罪者だったこと。もう1つは彼がUFOについて情報を公開しようとしたことだ!」

Railyard Productions「ヘンリー・フォード博物館で大統領の車を見たよ。」

DocHawkinsMcgee「ドカーン!ヘッドショット!」

Dallas Landry「運転席から撃たれたように見えるけどな」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)

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