2017年3月15日

サウジアラビア国王が日本に来日!なぜ日本に?富豪王の滞在ホテルと総資産:海外の反応

2017年3月12日、サウジアラビア国王であるサルマン国王日本へと来日しました。

石油大国であるサウジアラビア、石油経済による中東の大富豪たちが集まり、石油がもたらす豊かな社会経済の国の文字通り「石油王」であるサルマン国王

なぜこのタイミングで日本へと来日したのでしょうか?

石油大国サウジアラビアサルマン国王が来日した理由、富豪王が滞在するホテル、そして、サウジ王家の家系総資産について読み解いていきます。

サウジアラビア・サルマン国王はなぜ日本に来日したのか?

石油の国からやってきた王様、文字通りの「石油王」であるサルマン国王ですが、一体なぜこのタイミングで日本へと来日したのでしょうか?

サルマン国王の来日の目的を考えた際に、サウジアラビア国内の「石油経済」に行き当たります。

サウジアラビアは世界最大の石油産出国としてその名を知られていましたが、アメリカでシェールガスと呼ばれる天然ガス資源の開発が進んだことから、シェール層という地質からの石油抽出が可能となり、2014年以降には、日単位の石油生産量トップから転落、アメリカに石油大国の座を明け渡す事態に追い込まれています。

シェールガス革命を起こしたアメリカでは、シェール層の開発技術の革新によって、石油産出量が増大。

以前までは「石油資源を確保する」という目的のもと、国際社会においても特別待遇といえる外交を行ってきましたが、自国での石油生産量の増加に伴ってサウジアラビアへの外交姿勢に変化が訪れました。

脱石油経済に向けた協力関係を構築したい目的がある

「石油経済」の国際的な変化によって、サウジアラビアは、これまで石油に依存していた自国経済が一変する危機にさらされることとなりました。

原油価格の下落によって、2015年時点でサウジアラビアの財政赤字は年間11兆7000億円と前年比6倍の赤字にもなり、かつての石油王たちは、これまでに想像もしていなかった「石油経済が崩れ去る序章」を垣間見ることとなりました。

そうした背景のなかで、国王として即位したのが現国王であるサルマン国王。

サルマン国王の第2子であり、王位継承権を持つサウジアラビアの若きプリンス・ムハンマド副皇太子は「脱・石油」という政策を掲げて、石油に依存しない経済と外交関係を目指した「ビジョン2030」と呼ばれる経済改革計画を打ち立てます。

「私たちのサウジアラビアは、一種の石油中毒だ。」

「その考え方が色々な分野の発展を邪魔してきた。」

(引用・出典:2016年4月 ムハンマド副皇太子インタビューより)

2016年4月には、自国経済に関するインタビューの中でこう答えたムハンマド副皇太子。

日本に対しては、製造業の育成を目的に、日本の投資技術的な指導を求めて外交・経済における協力関係を築く狙いを持っています。

サウジ石油経済の破綻を救うことで王位の継承を確かなものにする狙いも?

サウジアラビア側には、こうした石油経済に対する経済改革のほかに、もうひとつの狙いがあるのでは?と囁かれています。

それが、石油経済が崩壊する新時代に、サウジアラビアの経済を救わんとする革新派・ムハンマド副皇太子の王位継承です。

認知症を患うサルマン国王の実質的な代行役として、サウジアラビア統治における実権の大部分を握るムハンマド副皇太子。

王族間に根付く保守的な志向に反した革新的な経済改革を唱え、イエメンへの軍事介入を行うなど、「急進派」とも呼ぶことのできるムハンマド皇子に対して否定的な見方は根強く、サウジアラビア王家の歴史と王位継承の背景と重なって、今回の日本来日にも、ムハンマド副皇太子の王位継承を後押しする狙いがあるのではないか、という見方が広まっています。

サウジアラビア王家の歴史と背景…王位継承を推したい「国王来日の理由」


(画像引用・出典:THE BROOKINGS ESSAY記事「THE PRINCE OF COUNTERTERRORISM」より)

王政による君主制国家であるサウジアラビアは、今回来日しているサルマン国王の即位までに、王位継承権を巡る血みどろの政争劇が繰り広げられていました。

一夫多妻制であるサウジアラビアでは、王位継承の権利を持つプリンスが数多く存在し、初代国王であるイブン・サウド国王には数十人から百人以上の妻と妾を持っていました。

そのなかでも、初代国王の正妻として皇子を生んだ后が4人、特に、初代国王の寵愛を一身に受けたとされるスデイリ家・ハッサ妃の息子たち7人は「スデイリー・セブン」と呼ばれて名を馳せました。

最終的に王位継承権を持ったプリンスたちは総勢で40人前後であったとも言われ、王位継承の優先順に従って国王が即位していき、初代国王のお気に入り「スデイリー・セブン」の1人として現国王のサルマン国王が2015年1月23日に即位します。

ここで問題となるのがサルマン国王の治世において、次なる王位継承者が誰になるのか?という点です。

王座を狙う血みどろの権力闘争

サルマン国王は、第7代国王として即位した後に、前国王であるアブドゥッラー派の親族を政治の中心から遠ざけるよう根回しを行います。

自分に次ぐ王位継承順位を持っていた異母弟のムクリンを副首相の座から解任し、実兄の息子、自身の甥にあたるムハンマド・ビン・ナーイフを王位継承権第2位となる「副首相」に任命。

そして、今回「脱・石油」の政策を掲げ、新たなサウジアラビアの革新派となる息子・ムハンマドを「副皇太子・第二副首相」の座に就かせます。

こうして、革新派の息子・ムハンマドが、国防と経済における要職を兼任する形で、実質的な国政を執る状態が完成しました。

石油経済崩壊のサウジアラビアを救うプリンス、というシナリオ

周囲を自身直系の親族たちで固めたサルマン国王でしたが、息子であるムハンマドの王位継承について1つの悩みを抱えていました。

サルマン国王は認知症をわずらっていることから、国政と統治のほぼ全てを息子であるムハンマド副皇太子が代行していました。

サウジアラビア国内では、このムハンマド副皇太子によるイエメンへの軍事介入や、急進的な経済改革プランへの政策志向に対して、王族内での反発的な見方が強まったことで怪文書が飛び交うなどの事態にまで発展しており、ドイツ諜報機関に「体制の危機」と揶揄される状態となっています。

こうしたサウジアラビア国内の事情からも、今回のサルマン国王の日本来日に、「王位継承者となる息子・ムハンマド副皇太子による脱・石油経済政策「ビジョン2030」を成功させ、国内の反対派を抑えて王位継承を有利に運ばせる」という狙いが垣間見えます。

石油の国の王様の総資産は?来日直後から話題となる富豪っぷり

サルマン国王の来日当初から「来日した随行員は1000人以上、飛行機数台を貸しきってフライト」「国王が飛行機から降りるための専用エレベーターを、別の飛行機をチャーターして輸送」「都内高級ホテルが予約満員」など、ジョークにも似た武勇伝が飛び交っています。

産出国トップの座を奪われたといえど、世界の石油王たちが暮らすサウジアラビアの正真正銘の王族・サルマン国王の総資産はどれほどのものなのでしょうか?

サウジアラビア・サルマン国王の総資産

サルマン国王は、1国の絶対君主でありながら、石油会社サウジアラムコを国有企業として保有しています。

2014年時点のサウジアラムコ売上高は3780億ドル。

誰もが知っているアメリカの有名企業と比較すると、米・アップル社の売上2,337億ドルを上回る収益を上げています。

世界最高クラスの大富豪であるMicrosoft社の創設者ビル・ゲイツ氏の総資産が866億ドル。 マイクロソフト社の売上高は7784億ドルとされていることから、サウジアラムコの売上高のみでビルゲイツ級の半分程の資産が想像できます。

その他の世界の超大企業と比較しても、Facebookやインテル社の売上げが1000億ドル前後の売上規模で、やはり「(国の)資産の一部」だけで、世界有数の企業に負けずとも劣らない金額を動かせる人物であることは間違いありません。

実際のサルマン国王の総資産は180億ドル以上とも噂されていますが、国有企業であるサウジアラムコや、王族の資産までを含めるとその純粋な資産がどれほどのものになるのかは定かではありません。

サルマン国王が来日滞在するホテルは?都内高級ホテルがどこも満室に?

都内の高級ホテルでは、ホリデーシーズンでは無いのにも関わらず相次ぐ満室に、「もしやサウジアラビア国王来日で?」という声が挙がっています。

Twitter上では、早くも目撃者の情報から、サルマン国王が来日滞在するホテルが推測されていますが、そこはともすれば暗殺の可能性もあるような超VIPである石油の国からやってきた王様の宿泊先。随伴で来日している関係者も1000人以上との情報からも、複数のホテルを宿泊先として押さえている可能性もあります。

サウジアラビア・サルマン国王が来日中に宿泊・滞在するホテルはどこなのでしょうか?

サウジアラビア・サルマン国王の滞在ホテル

  • 帝国ホテル
  • ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町
  • ザ・プリンスパークタワー東京
  • ホテル椿山荘東京
  • ハイアットリージェンシー東京
  • セルリアンタワー東急ホテル
  • ザ・キャピトルホテル東急
  • ANAインターコンチネンタルホテル東京
  • ストリングスホテル東京インターコンチネンタルVIPルーム

「サルマン国王とともに来日するのは、サウジアラビアの政府関係者や王族、さらに、身の回りの世話をする使用人など、その規模は合わせて1000人から1500人ほどに上ると見られています。」

「大訪問団は都内の複数のホテルに分かれて滞在しますが、このうち、千代田区のホテルでも受け入れの準備が進められていました。」

(引用・出典:NHK NEWS WEB 3月12日付記事より – https://goo.gl/bwsOej)

帝国ホテルを中心に、ANAインターコンチネンタルホテル、プリンスパークタワーなど名だたる高級ホテル複数に分かれての宿泊。

NHKによる取材記事のなかでは、千代田区内の某ホテルでは、戒律と祈祷のための環境に厳しいイスラム圏の宿泊者に対する配慮が進められている、と報じられています。

1000人を超える規模のサウジアラビア訪問団が宿泊するホテルのなかには、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルのようにVIPルームが予約されているホテルもあり、これがサルマン国王と重臣たちが宿泊するホテルではないかと推察されます。

ただし、絶対君主制国家のトップである国王の宿泊情報のため、暗殺を警戒したフェイクや影武者の宿泊といった可能性もあり、決定的な情報がでは無いのが現状です。

Twitterの反応

海外の反応

Suminoe Ricko
「これは何を意味しているの?」

Z Aquarius
「まぁ見てな、アベがサムライソードを取り出して俺たちの言うことを聞くようにしてくれるよ」

Allah Is The Greatest
「ありがとう日本、いつの時も愛すべき国、愛すべき人々だ。良い関係が築けるといいね、ピース!」

alsafaa
「サウジアラビアはどんな助けも必要ないだろ」

Rose Al-Qatani Pelaez
「ああもう畜生!なぜ彼らは英語を話しているの!?」

Rajiv Goswami Раджив госвами
「代表団のほとんどが65歳以上だからね、彼らも一部の情報を知っているし、若いメンバーは英語圏の知識もある」

Rose Al-Qatani Pelaez
「ああそうわかった、わかったわよ、ご解説どうも!」

Elijah Jun Negishi
「落ち着けよ、僕も英語くらい話せるぞ。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com)

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サウジアラビア国王が日本に来日!なぜ日本に?富豪王の滞在ホテルと総資産:海外の反応” への2件のフィードバック

  1. 「国王が日本へ来日!」って日本以外へ来日する事ってあるんでしょうか?
    プロの方の文章なので間違ってる訳無いですが、何故か笑ってしまいました。
    失礼しました。

  2. 厳密には「来日」という単語は「日本へ来る」という意味を含む名詞にあたるため、
    「日本に来日(する)」…は同義重複した表現になります。

    当記事内ではWeb記事タイトルとしての表現上、「日本へ」と「来日」という表現を重複させて記述しています。
    ・「(国王が)日本へ」
    ・「(日本人から見ると)来日」≒日本に来る

    …ただ正確な日本語の文章記述、表記・記載としてはあまりよろしくないですね。
    今後の記事執筆の参考とさせて頂きます。
    ご指摘頂きありがとうございました。

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