2017年11月9日

サッカー日本代表|ブラジル戦スタメンに秘めるセンターハーフの未来…メディア予想のブラジル代表スタメンとは?:海外の反応

日本代表の課題…「ポスト遠藤保仁」以後の新しいMF像

FIFAワールドカップ・ロシア大会を視野に入れた「強化試合」となる今回の欧州遠征。

本田圭佑、香川真司、岡崎慎司といった「主力選手」の招集が無かったことが波紋を呼ぶなかで、サッカー専門誌「Number」のライター・田邊雅之氏は、ハリルホジッチ監督が取り組んできた「日本代表改革の壮大なテーマ」について指摘しています。

「ポスト遠藤保仁」となる新時代の中盤を、いかに構築するのか?という命題。

ボールホルダーとして中盤の底から「タメ」を作るキープ力に優れ、卓越したプレースキックの技術、ゲームメーカーたるべきインテリジェンス、実直な戦術理解と優れたパスセンスを持つという「テクニック型」の選手でありながら、ガンバ大阪出身の中盤選手らしい豊富な運動量と、フィジカルの強さ、といった「中盤ミッドフィルダーに必要な能力」を高い水準で併せ持っていた遠藤保仁。

その引退後に「遠藤不在」という見出しがスポーツ新聞を飾る一方で、彼とは異なるアプローチでビルドアップの主軸として活躍してきた長谷部誠は、今やまごうことなき「ポスト遠藤保仁」の担い手であり、サッカー日本代表の精神的な支柱としての飛躍を見せました。

しかしながら、遠藤とコンビを組んでいた頃と比べて、「ポスト遠藤保仁」たらんとする長谷部誠には、攻守に渡る総合的な重い責務が積み上げられることとなり、その負担の大きさが指摘されていました。

「ビルドアップ」「プレースキック」「キープ力」「インテリジェンス」といった、わかりやすく、華やかな特徴を多く持っていた遠藤保仁に対して、「地味だが攻守にバランスのとれたプレー」「ユーティリティ性」「精神的な支柱としてのキャプテンシーを持った選手」と評価されることが多い長谷部誠

攻守に渡り高い水準でまとまった「バランスタイプ」として日本代表を牽引してきた彼も、2017年の現時点で33歳。

遠藤保仁の後継者として、そして、日本代表の支柱を支えるキャプテンとして大きな負担に応えてきた彼にも、「ポスト長谷部誠」という新たな才能が渇望される時がやってきます。

次世代を渇望する長谷部…井手口、山口蛍は、新時代の中盤を担えるか?

前回オーストラリア戦において、新世代となる21歳・井手口陽介の活躍を目にして「新しい競争が始まる、自分も次は選ばれないかもしれない。」とも語った長谷部誠。

「ポスト遠藤保仁」というキーワードに、彼なりのスタイルで応え続けてきた33歳の長谷部の目には、かつて自身と共に戦った遠藤保仁と同じ、ガンバ大阪出身の若き才能に、日本代表における「新時代の中盤の姿」が重なったのかもしれません。

長谷部誠その人自身が「若き才能の台頭」を歓迎する一方で、ハリルホジッチ監督は、その就任以来、中盤選手の「改革」に取り組み続けていました。

ハリル政権における重要な試合で、必ずその中盤を任されてきた山口蛍

山口蛍に続く、タフで献身的な削り屋であり、オーストラリア戦で見せたような攻守のバランスにも優れる井手口陽介

彼ら、山口蛍と井手口陽介の2名は、ハリルホジッチ監督の評価も高く、ハリル政権において信頼の厚い選手の代表格とも言われ、現時点での「ポスト長谷部誠」に最も近い存在であると言えます。

両者いずれも、ピッチ上を左から右へ、右から左へと駆け回る献身的かつ豊富な運動量を誇り、「相手を削り殺すつもりでやっている」と語られるほどのアグレッシブな守備に特徴を持った選手。

攻撃面では、中盤低めの位置から放たれる強烈なミドルシュートと、非凡ならざる足元のテクニックも隠し持っており、守備面に留まらない、攻守に渡る活躍が目立つ、現代的なセンターハーフでもあります。

古くは、「猟犬」エドガー・ダーヴィッツや、「パンテーラ(豹)」クラレンス・セードルフといったオランダ産のミッドフィルダーに多く見ることが出来た「走攻守に高い総合力を持ったセンターハーフ像」に近い存在でもあり、新たな時代のセンターハーフに望まれる「高水準の総合力」を秘めたタイプである井手口陽介と山口蛍。

かつての遠藤保仁とも、現在の長谷部誠とも異なる、「2つの才能」が、ハリルホジッチ監督の指揮のもとで花開く日は、案外と近いのかもしれません。

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ブラジル大手TV局がブラジル代表のスタメンを大胆予想

ブラジル最大のテレビ放送局と伝わる「GLOBO」では、10日に行われる日本代表戦に向けて、ブラジル代表スタメン予想を発表。

同局では、10日の日本代表との試合について「ワールドカップ予選を通じて、スタメンを張るメンバーの力量は十二分に把握できた。」「チッチ(監督)が試したいのは、本大会に向けたオプション作りであり、さまざまな選手同士の組合せだ」と語っており、今回の試合が「ブラジル代表にとっては、オプションとなる構成・戦術のテストでしかない」という点を強調しています。

ブラジル代表|スタメン予想

ポジション 選手名 所属クラブ
GK アリソン ASローマ(イタリア)
DF ミランダ インテル(イタリア)
DF マルキーニョス パリ・サンジェルマン(フランス)
DF ダニエウ・アウヴェス パリ・サンジェルマン(フランス)
DF マルセロ レアル・マドリード(スペイン)
MF カゼミーロ レアル・マドリード(スペイン)
MF コウチーニョ リヴァプール(イングランド)
MF フェルナンジーニョ マンチェスター・C(イングランド)
FW ネイマール パリ・サンジェルマン(フランス)
FW ウィリアン チェルシー(イングランド)
FW ガブリエウ・ジェズス マンチェスター・C(イングランド)

「GLOBO」が発表しているブラジル代表スタメンが上記のメンバー。

「GLOBO」の取材によると「監督はカゼミーロとフェルナンジーニョを同時に起用することをテストしたい、と語っていた」とされており、「銀河系のアンカー」としてレアル・マドリードの中盤をコントロールするカゼミーロと、
マンチェスターシティで、コンビを組んだ相手に合わせて攻守のスタイルを切り替えるフェルナンジーニョの両名を起用することを予想しています。

「中盤の選手3名をどのように組み合わせて起用するか、これが日本戦のポイントになる。」

「カゼミーロを中盤の底に置き、その前方にコウチーニョとフェルナンジーニョを並べるだろう。」

「予選で既に多くの出場機会を得ているレナト・アウグストとパウリーニョのコンビは、恐らく今回は出場しない。」

「フェルナンジーニョの傍でプレーすればコウチーニョも動きやすいはずだ。」

そう語られるスタメン予想では、守備陣と前線をつなぐ「くさび役」として世界有数の存在に成長したカゼミーロを軸に、チームの状況と構成にあわせて攻守のスタイルをスイッチできるフェルナンジーニョを据えて、「セクシー・フットボールの国からやってきた見習い魔法使い」25歳のコウチーニョをテストする構成を挙げています。

マンチェスターシティで「フレキシブルでクレバーなボランチ」と評価されているフェルナンジーニョを起用する意図には、コウチーニョのサポート役としての他に、これまでの構成とはタイプの異なる彼を投入することによる変化をテストする狙いがあることも指摘されています。

予選では多くの出場機会があったレナト・アウグストとパウリーニョ。

両者は、時に「まるで動物のようだ」と語られるほど、機動力とボディバランスに優れている「アスリート型」のプレーヤー。

同局では「テクニシャンがより活きる結果となれば、本番でも採用される」と語り、フェルナンジーニョ、コウチーニョにとっては「試金石」となる重要なマッチとなるはずです。

前日会見で明らかになったブラジル代表の確定スタメン

最新情報:ブラジル代表スタメンが、前日会見の中で発表されました。

9日に行われた前日会見の中で、ブラジル代表の指揮を執るチッチ監督は「全ての選手が重要であり、全てのゲームがW杯につながっている。選手はベストコンディションを保っている」とのコメントの後、10日サッカー日本代表との試合におけるブラジル代表確定スタメンを発表しました。

試合前日にスタメン発表という異例の会見、その面々は大方の予想に反して「冒険的」「実験的」とも言い切れない布陣。

中盤のフェルナンジーニョ投入による変化をテストする意図を伺うことは出来ますが、ケガのコウチーニョはスタメン出場なし、また各所を控えメンバーと入れ替えている点など、ブラジル代表にとってはかなり「抜いた」メンバーではあるものの、当ライターはすでに大量失点の光景を想像しながらゴクリと飲む生唾で窒息死する勢いです。

ポジション 選手名 所属クラブ
GK アリソン ASローマ(イタリア)
DF ダニーロ マンチェスター・シティ(イングランド)
DF ジェメウソン ASモナコ(フランス)
DF チアゴ・シウバ パリ・サンジェルマン(フランス)
DF マルセロ レアル・マドリード(スペイン)
MF カゼミーロ レアル・マドリード(スペイン)
MF ジュリアーノ フェネルバフチェSK(トルコ)
MF フェルナンジーニョ マンチェスター・C(イングランド)
FW ネイマール パリ・サンジェルマン(フランス)
FW ウィリアン チェルシー(イングランド)
FW ガブリエウ・ジェズス マンチェスター・C(イングランド)

サッカー日本代表vsブラジル代表、10日21時よりキックオフ!

中盤の構成における「選択肢の1つ」として、戦術的なオプションをテストしたい意図を持つブラジル代表。

彼らにとっては、これまで直近試合をすべて「3点差以上、1失点以内」で勝利している日本代表は、まさに「お得意様」であり、戦術、選手、プレーのあらゆる点において「創造的な実験」を行うに恰好の標的でもあります。

果たして、サッカー日本代表は、黄金のカナリア・ブラジル代表の「実験」に打ち勝つことができるのでしょうか?

サッカー日本代表vsブラジル代表、11月10日21:00よりキックオフ。

その瞬間、世界最高峰に上り詰めたトッププレーヤーのみが目にする景色を、日本中が目撃することになります。

Twitterの反応

海外の反応

Coltra Mulenga「ネイマールによる栄光のゴールだ」

Josué Nery「僕は日本代表をリスペクトしているよ。彼らの試合は常にフェアだ。」

rubel choclet「ブラジルはいつの時でも最高だぜ」

Daiviet Nguyen「ブラジルvsドイツ戦の最近のゴールシーンはどんな感じ?(ニッコリ)」

Demynk7 Mangunsong「ドイツvsブラジル戦だって?2014年のワールドカップをよく見ろよ」

TURAL 15「つまりはドイツvs日本の場合なら18-0ぐらいの差がつくということだよね。」

Kyle Ferguson「これこそが美しき”銀河スタイル”だよ。」

luís Stradlin「ブラジル代表は、やっとフットボールの頂点に戻ってきた。」

dimitris900「お帰りなさい、我らがブラジル。その芸術の片鱗をすっと描き続けてくれ。」

Алексей Матвеев「ようこそロシアへ。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)

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