2018年4月15日

ハリルホジッチ監督解任の理由…なぜこの時期に?サッカー日本代表監督解任で世界が知る「日本サッカーの後退」:海外の反応

4月9日16時ごろ、サッカー日本代表監督であったハリルホジッチ氏が、日本代表監督を解任されたことが公式に発表されました。

ハリルホジッチ監督解任後の後任には、西野技術委員長とされており、今後の日本代表の動向が注目されています。

一部では、FIFAワールドカップ2018・ロシア大会を直前に控えた時期の急な監督解任に、何らかの「外圧」があったのではないか、との声が挙がっており、W杯という国際的な舞台を前に、世界中のサッカーファンに「日本サッカーの後退」という恥ずべき差配を知らしめるニュースとなってしまいました。

なぜこの時期に?

なぜハリルホジッチ監督はなぜ解任されたのでしょうか?

なぜこの時期に監督解任なのか?


(動画引用・出典 – Youtubeチャンネル「時事通信映像センター」公式 – https://goo.gl/K2AJBm)

サッカー日本代表監督FIFAワールドカップの本戦直前に解任される…。

通常ならば有り得ない「急すぎる解任劇」が世に知られることとなったのは、4月9日に行われた記者会見のニュース速報からでした。

本来ならば有り得ない時期でのサッカー日本代表監督の解任には、いささか不自然な点があることが指摘されています。

解任発表の記者会見から「後を追うようにして」発表された後任のサッカー日本代表監督は、同チームで「技術委員長」を務めていた西野朗氏。

監督としてはブランク期間のあるはずの西野朗氏の就任している点は、日本代表サイドとしても「急遽、解任することに決まった」ようにも見えます。

時に、「つまらないサッカー」「日本人向きではない」「本田・香川が出場しないなら観ない」と批判されていたハリルジャパン、なぜハリルホジッチ監督は解任されたのでしょうか?

囁かれる「視聴率問題とスポンサーからの不況説」

不自然なほどに急すぎる解任発表」とは別に、もう一つ、ハリルホジッチ監督の解任理由として囁かれているのが「スポンサーからの不興説」です。

本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、長谷部誠 … サッカー選手としての頂点を極め、サッカーファンではない一般にも名が知られた「有名スター選手」たち。

「ビッグマウス」本田圭佑選手をはじめとして、サッカー選手としての年齢的なピークを折り返し、それでもまだ一線級で活躍するものの、昨今のパフォーマンスに優れないとも言われることのある「一世代前のスター選手」たちの起用と選手選考をめぐり、ハリルホジッチ監督と「テレビ放映の視聴率をめぐる戦い」がそこにあったと囁かれています。

一般人でも名前を知っている有名スター選手の起用」がなければ、視聴率が取れない。

その一方で、有名スター選手の固定起用よりは、「若手選手を中心とした実験的な起用法」を積極的に行うハリルホジッチ監督。

国際親善試合では、高い放映権の割に、低視聴率を記録していたとも言われており、当のハリルホジッチ監督も、香川真司をスタメンから外して若手選手の起用をテストするといった「スポンサー様に対して、日本的な忖度をしないスタイル」が話題にもなりました。

本来ならば、W杯直前の監督解任はあり得ない

本来ならば、絶対にあり得ないはずのW杯直前の監督解任

ネット上では「FIFAワールドカップ本戦における選手選考の段階で、本田・香川を起用しないと言及してしまったのでは?」「スポンサー側が選手起用に介入してハリル更迭」「スポンサーは視聴率がとれれば代表が負けても構わない、むしろ負けてこそ…ぐらいに思ってる」などの憶測も飛び交っており、ハリルホジッチ監督解任の理由には、黒い外圧があったことが指摘されています。

ハリル解任劇で世界が知った「日本サッカーの後退」

ジーコやザッケローニのチームはメンバー固定で目の前の1試合1試合を全力で戦うクラブチーム的なやり方で、本番では相手チームに研究され、丸裸にされて敗れました。

一方、岡田武史監督が率いた2010年のチームは、狙ったことではありませんが直前で180度やり方を変えたのが奏功したという見方もできます。

代表チームでの経験が豊富なアギーレはアジアカップ直前のブラジル戦までテストに使いましたし、W杯を知るハリルホジッチも代表チームらしいやり方をしていました。それが本番前にこのような形で終わりを迎えて残念です。

これで日本サッカーは後退したと思います。

(引用・出典:BuzzFeedNews – ハリル、W杯直前の解任に専門家「日本サッカーの後退」・徳重辰典 より – https://goo.gl/5uNB2Y)

今回のハリルホジッチ監督の解任劇は、「FIFAワールドカップ直前に代表監督を解任して本当に勝てるの?」という問題のみ留まりません。

サッカー後進国である日本は、「FIFAワールドカップ2018・ロシア大会」という国際的な大舞台の檀上で、「私たち日本人は、サッカー弱小国をW杯出場させた外国人監督を平気で更迭するぞ」というパフォーマンスを披露してしまったのです。

ハリルホジッチ監督は、現役時代にはフランス一部リーグでプレーし、監督としては前回大会の2014年W杯にて、アルジェリア代表を初のベスト16入りへと導いた実績を持っています。

日本代表監督としては低評価で安定していた感も否めませんが、同時に、ここぞという「負けられない戦い」を乗り越えてW杯出場も勝ち取っている点からも、「ここぞの本番、大一番で結果を出すタイプの監督」という評価も否定できません。

サッカー界の世界規模でみれば、超一流とはいかないまでも「中堅レベル」に位置するハリルホジッチ監督。

そのハリルホジッチ氏を、今回のような解任劇で「更迭」してしまったことは、日本サッカー界の未来にも少なからず影響が出ることが懸念されます。

ハリルホジッチ監督が現役時代を過ごしたフランスでは、フランスサッカー協会が報じたハリルホジッチ監督の解任劇に対して、とあるフランス人が「日本人は国際親善試合がどういうものかわかってない。」という皮肉のコメントをツイートしています。

サッカー日本代表は、ハリルホジッチ監督を、平気な顔をして更迭します。

わたしたちは、ワールドカップ直前に、外国人監督を切り捨てました。

日本人は、サッカーのことがよくわかりません。

世界中に向けて、こう宣言したかのようなハリルホジッチ監督の解任劇。

今後、ハリルホジッチ氏以上のレベルの外国人監督は、日本代表監督には就任してくれないだろう

早くもそんな懸念の声も上がっており、今回の騒動で、日本サッカー界は、世界中に醜態をさらしたとも言えます。

果たして、「日本人監督」を据えた本戦で、奇跡の快進撃を見せることはできるのでしょうか?

日本人監督に託す意義は果たしてあるのか?

ナショナルチーム監督として前回のFIFAワールドカップ2014・ブラジル大会でアルジェリア代表を初のベスト16入りへと導いたハリル監督。

日本代表での成績は21勝9分け8敗。

FIFAワールドカップ・ロシア大会では、山口蛍のゴールやオーストラリア戦での井手口陽介の台頭など、ちょっとしたミラクルにも救われながら、辛くもW杯本戦の切符をつかみ取った監督でもあります。

実験やテスト好きとも言われるハリルサッカーは、ともすれば「日本代表のスタイルに合わない」「日本人向けではない」と批判されることもありましたが、その戦術志向は、ボックストゥボックスの運動量や、ハードワークによる当たりと勝負強さに言及する「デュエル」といった考え方からも、中盤センターハーフとウィングアタッカーを中心とする「現代的なサッカー戦術」を志向していました。

西野ジャパンは「岡ちゃん」の再来となるのか?

過去の例を見れば、2007年に「オシム・ジャパン」として知られたイビチャ・オシム監督が、急性脳梗塞で緊急入院した際には、2008年2月のW杯予選からの後任監督として、「オカちゃん」こと岡田武史氏の電撃就任が発表されたことがあります。

考えて走るサッカー、ユーティリティプレイヤーを評価するスタイル … ロジカルで戦術的な「外国人監督」から、適応力とモチベーターとしての評価が高い「日本人監督」への交代劇によって、当時のサッカー日本代表は周囲の不信感をよそに快進撃を続け、ついには国外開催大会で初めてのワールドカップ決勝トーナメント進出を果たしました。

今回のハリルホジッチ監督の解任劇も、見かたを変えれば、2007年と同じ、「外国人監督から日本人監督への交代劇」。

苦しい見方でもありますが、西野新監督に期待されたのは、「岡ちゃんの再来」と見ることもできなくはありません。

戦術からモチベーターへ? 阪神・楽天の監督交代ケース

ハリル監督の監督交代劇、そして、2007年の「オシムからの岡田」の交代劇。

こうした、タイプやバックボーンの異なる監督の交代を、野球の世界に照らして見ると、「阪神・楽天での野村監督と星野監督」の関係に例えることもできます。

「ID野球」「データ主義」で有名な野村克也監督の例では、阪神タイガースと楽天イーグルスの2球団で、「闘将」「モチベーター」として知られる星野仙一監督へ交代直後に優勝するという奇妙な相性が例に挙げられます。

ロジカルで戦術的な監督によって作られた土壌に、「闘将」「カリスマ」「モチベーター」として知られる監督が就任すると、一気にその実力を爆発させる、というものです。

阪神・楽天での野村克也氏と星野仙一氏の例は、現在ではジョークとしても扱われるような典型的な例ですが、「オシムからの岡田」のように、「西野ジャパン」で「ハリルからの西野」というサッカー日本史に残る珍プレー・好プレーが生まれてしまうのかもしれません。

Twitterの反応

海外の反応


(動画引用・出典 – Youtubeチャンネル「Téléfoot」 – https://goo.gl/z6JzZW)


(動画引用・出典 – Youtubeチャンネル「Football History」 – https://goo.gl/Cgn8yz)

toogoodtobe true「(ハリルホジッチは)最も優れたプレーヤーだ。」

Village Ibadissen「(フランス語で)ハリル、ワールドカップが終わったら戻ってきてね、私たちは貴方を必要としているの」

isla lacrim「ハリルってアルゼンチン代表にとっても最高な監督になるかな!?」

L’otaku Gamer「ハリルホジッチにはアルジェリアに戻ってきてほしいよ」

GraTis ?「貴方を悪く言う人は誰もいないよ」

Chamssou Barça「ハリルが戻ってくる!待ってるわ!」

IkmatiK「アルジェリアは貴方の帰国を待っている!ハリルが戻ってくるぞ!」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)


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