2017年10月30日

ハロウィンの由来と起源|子供向けジャックオランタンの寓話とオトナも納得する「アメリカ流ハロウィン」のルーツ

秋の10月を締めくくる行事として、最近は日本でも定着してきた感のあるハロウィン

元々は、秋の収穫を祝うヨーロッパの古代ケルト人のお祭りが起源と言われているハロウィンですが、新しく日本へと流入してきた海外文化、というだけあって、子供向けのその由来や起源を説明するのは少し骨の折れるイベントかもしれません。

日本人にとっては、ちょっとだけ馴染みの薄い文化であるハロウィン

仮装パーティをするお祭りだよ」と説明している親御さんも多いのではないでしょうか?

今回は、そんなハロウィン由来起源について分かりやすく解説し、子供向けにもわかりやすい絵本や、オトナも納得するハロウィンルーツについてご紹介します。

ハロウィンの由来と起源

ハロウィン、またはハロウィーンは、毎年10月31日に行われるヨーロッパのお祭りです。

元々の由来や起源をたどっていくと、紀元前1200年ごろからヨーロッパに住み着いた「古代ケルト人」による、秋の収穫祭が起源と言われています。

秋の収穫を祝福し、悪霊を追い出すための土着的なケルト振興のなかで発展してきたハロウィン

古代ケルト人たちのドルイド信仰(ドルイド … ケルト文化における祭司、司祭)では、11月1日を新年の始まりとして祝うため、「サウィン祭」と呼ばれるお祭りを催していました。

この「サウィン祭」、あるいは「サウィン祭の前夜祭」として行われた行事がハロウィンの原型になったと言われています。

古代ケルト文化におけるハロウィンでは、アイルランドとイギリスのドルイド司祭たちは、かがり火を炊いて、秋の収穫と動物たちの犠牲を捧げたとされ、かがり火の周辺で踊りながら夜が明けたのち、村の各家庭に残り火を与えて周ったと言われています。

ケルトの村々では、このハロウィンのかがり火を火種として、共通の火種からかまどに火をつける風習があり、この残り火を持ち帰り、かまどの火を新しく灯すことで、ケルト神話に登場する悪い妖精「シー」を追い出し、家に入れないようにする意味を持つとされました。

また、1年間のうち、このハロウィンのお祭りの時期は、この世と霊界との間に「門」が開き、両方の世界を自由に行き来できると信じられており、日本で例えるなら「お盆」の時期の間隔に近いお祭りでもあったわけです。

時代や国ごとに扱いが異なる「ハロウィン」

その由来や起源の大部分が「古代ケルト人」や「ガリヤ人」と呼ばれる民族集団の文化に影響を受けていることもあり、キリスト教文化とは異なるルーツを持っているため、カトリック教会をはじめとしたキリスト教系の各教会においては、ハロウィンを年間のお祭りとして正式に祝うことがありません

中世の頃までには、「異教徒のお祭り」「土着信仰」の1つとして認識されていたハロウィンを、キリスト教の布教活動に取り込むために「諸聖人の祝日」という暦が定められたことがありましたが、結局、古代ケルト人が残した秋の収穫祭の文化を取り除くことはできず、今日までに至ったと言われています。

キリスト教の興隆よりも古い時代に、古代ケルト人たちの土着文化として定着していたハロウィンですが、現在では各国の文化圏ごとに異なった扱いを受けていることでも知られています。

ハロウィン」と聞いて、誰もが想像するような現代的なハロウィンを催しているのが英語圏の国々。

大航海時代以降、イギリスの進出・侵略によって植民地化された「大英帝国」の一部へと組み込まれた歴史を持つ国では、いわゆるハロウィンらしいイベントが大々的に行われます。

元々、ケルト人をルーツとしているアイルランドでは、古来のハロウィン文化が色濃く残っていると言われており、10月末の月曜日を祝日として「ハロウィン」を祝います。

英語圏の国々で有名なハロウィンのセリフ「トリック・オア・トリート!(いたずらか、ごちそうか)」を合言葉に「お菓子をもらって回る風習」は、一説に、ヨーロッパで古くから行われていた「ソウリング(souling)」と呼ばれる風習と混ざり合って成立していったとも言われています。

ハロウィンの仮装はいつから?「アメリカ流のハロウィン文化」


(引用・出典:Youtube「Family Fun Pack」公式チャンネルより – https://goo.gl/vY8odK)

古代から中世の後、ローマ人の文化や教会文化などとも溶け合いながら、アイルランド、スコットランドといったケルト由来の国々や、一部の移民集団のなかに残っていたハロウィン文化は、20世紀初頭に「自由の国・アメリカ」へと渡っていったことにより、大きな発展を遂げることになります。

アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアといった「イメージにあるハロウィンの祝いかたをする国」のなかでも、現在のような「ジャンルを問わない仮装イベント」として定着したのが「アメリカのハロウィン文化」です。

20世紀後半に差し掛かった頃から、アメリカのハロウィンでは、アメリカンコミックのヒーローや映画スター、お姫様や海賊など、ディズニー的で、アメリカ流にアレンジされたキャラクターたちを好んで仮装するようになりました。

日本に定着しているのは「アメリカ流のハロウィン」

最近の日本に定着している「ハロウィン」は、本来のハロウィン文化よりも、この「アメリカ流・ハロウィン」の色合いが濃く、外国人が集う街・六本木で、毎年のように行われていたハロウィン・イベントが、日本在住の外国人らを中心として拡がっていきました。

現在では、スクランブル交差点での混乱がニュースになる「東京のハロウィン」ですが、ほんの数年前には、六本木方面に向かう仮装した外国人を珍しげに眺める程度のものでもありました。

こうした「アメリカ流のハロウィン」が、六本木から広まっていった結果、渋谷、池袋といった「若者の街文化」とも結びつき、ハロウィンでの街おこしといった商業的な動きもあわさって、現在の「日本のハロウィン」が形成されていったのです。

ハロウィンの顔「ジャック・オ・ランタン」の由来と起源

ハロウィンと言えば、カボチャをくりぬいたキャラクター「ジャック・オ・ランタン」が有名です。

この「ジャック・オ・ランタン」、もともとのケルト文化におけるハロウィンでは「カブ」が主流だったことをご存知でしたか?

ハロウィンの(本来の)本場であるアイルランドでは、「カブでつくったジャック・オ・ランタン」などが出土しており、多くのアイルランド人が、アメリカへと移民として渡るまでのハロウィンにおいては「カブでつくったジャック・オ・ランタン」が主流とされていました。

当時のアメリカにおいて、アイルランド人たちが生産していたカボチャに置き換わった「ジャック・オ・ランタン」。

直訳すると、「提灯ジャック」という呼び名になり、伝承では1人の人間だったとされています。

あの世とこの世をつなぐ門が開くと言われているハロウィンの夜に、酒場で酒を飲んでいた一人の男・ジャック。

飲みすぎて酔いが回るころに、地獄から来たという悪魔に出会います。

ジャックの魂を頂きに来たと言う悪魔に対して、ちょうど酒代を払うことができなかったジャックは「ある約束」を持ち掛けます。

「僕の魂を君にあげよう。だから人生の最後の一杯として酒をおごってくれ」

ジャックと約束をした悪魔は、酒代のためのコインへと姿を変えますが、銀の十字架を持ったジャックに押さえつけられてしまいます。

コインの姿で身動きの取れない悪魔は、ジャックの財布のなかに閉じ込められ、困り果てた末にこんな約束を持ちかけました。

「今後10年間は、お前の魂をとらないと約束しよう。」

それから10年が経ったある日。

再びジャックの目の前に、あの時の悪魔が姿を現します。

約束の期限を守ってやってきた悪魔。しかし、やはり魂を取られたくないジャックは、こんな相談を持ち掛けます。

「わかった。魂をやろう。だが最後に、あの木の上にあるリンゴをとってきてくれないか。」

悪魔がリンゴの木の上に上ると、ジャックは木の幹に十字架を刻んだので、悪魔は身動きが取れなくなってしまいます。

困り果てた悪魔は、またもジャックにこんな約束をしました。

「わかった。今後は二度とお前の魂はとらない。」

こうして天寿を全うしたジャックですが、悪行の限りを尽くしていたことをとがめられ、天国に入ることを拒否されてしまいます。

仕方なく、地獄に行くことにしたジャックは、「あの時の悪魔」と3度目の再開を果たします。

「おうい、俺だ。地獄に入れてくれ」

そう頼むジャックでしたが、悪魔はまともに相手をしてくれません。

「約束したとおり、お前の魂をとることは出来ない。」

天国にも、地獄にも行くことが出来なくなってしまったジャックは弱った様子で悪魔に問いかけます。

「じゃあ一体、僕はどこに行けばいいんだ?」

ジャックを哀れんだ悪魔は「灯りをくれ」というジャックの最後の頼みに、地獄での業火の中から1つの種火を渡します。

そばに転がっていたカブをくり抜いて、ランタン(提灯)を作ったジャックは、あの世とも、この世とも、行くあてもなく永遠にさまよいつづけることになりました。

こうして、天国にも地獄にも行けなくなった哀れな男…というのが「ジャック・オ・ランタン」の伝承です。

同様の伝承はヨーロッパ各地にも見られ、キリスト教の聖人・聖ペテロに「天国にも地獄にも行かせることはできない」と見放されて、哀れんだ悪魔に種火をもらった「ウィル・オー・ウィスプ(松明持ちのウィリアム)」などにも全く同じストーリーを見ることができます。

生前の行いによって、あの世よこの世のどちらにも行きつくことができず、カボチャ(カブ)のランタンを持ってあちこちをさまよう「ジャック・オ・ランタン」は、西洋では妖精や妖怪のような存在として語られ、旅人の前に現れては、時に道に迷った人々を案内したりもする、などと言われています。

Twitterの反応

海外の反応

ASAP Smiley「ナイトメア・ビフォー・クリスマスのジャックはやっぱり10月の公式キャラクターだよね!」

Jenny Loopez「男の子も、女の子も、老いも若いも、みんなちょっと奇妙なものが大好きさ!」

Thunder Rogers T.V.「”ハッピーハロウィン、お父さん!”、”息子よ、まだ6月だぞ”」

Loessdraws「みんながもう気づいてるよね。ハロウィンが国際的なコスプレパーティだってことに。」

Yann M.「ハッピーハロウィン!フランスより!」

Lindsey H「さあ、名曲”This is Halloween”を流す時がきたようだ。」

GerardWayIsSassy「時は来たれり・・・。」

DarkStarCho’gath「ちょっと不思議で気味の悪い時間のはじまりだ!」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)

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