2017年10月3日

ラスベガス銃乱射|Web動画に記録された史上最悪の銃乱射事件のパニック…犯人の銃に集まる注目、IS関与は?

現地時間10月1日夜(日本時間10月2日)に、アメリカ・ネバダ州の大歓楽街・ラスベガスの中心地で、銃乱射事件が発生しました。

現地ラスベガス警察の発表によると、これまでに59人の死亡者と、400人以上の負傷者が確認されており、アメリカ史上最悪の銃乱射事件となった今回のラスベガス銃乱射事件

自殺した容疑者は、現地の白人男性との発表が成される一方で、イスラム国(IS)が犯行を行ったことを主張してもおり、「自動火器によって高所から集団に無差別掃射を行う」といった残虐性と、事件当時のパニックに陥る人々の動画が注目を集めています。

なぜ犯人は娯楽の街・ラスベガスで<strong>銃乱射事件を起こしたのか?

Web動画に記録された事件当時のパニック、犯行に使用されたと見られる銃器、高所からの自動火器による銃撃の効果と、そしてイスラム国(IS)の声明など、史上最悪の銃乱射事件について読み解いていきます。

ラスベガスで銃乱射事件が発生、死者50人


(動画引用・出典:Youtube BPニュース 公式チャンネル ライブ配信より – https://goo.gl/D6xoi8)

現地時間10月1日、アメリカ・ラスベガスで起きた銃乱射事件

地元ラスベガス警察の発表によると、これまでに59人の死亡が確認され、400人以上が負傷して病院に搬送されたことが明らかとされており、地元メディアは「アメリカで起きた銃乱射事件としては過去最悪」と報じています。

BBCニュースの取材によると、銃撃は、現地ラスベガスの中心街で開催されていたカントリーミュージックのフェスティバル「ルート91 ハーベスト」のパフォーマンス中に発生したとされています。

ラスベガスの保安官であるジョー・ロンバルド氏のコメントでは、「容疑者は、カジノホテル『マンダレイ・ベイ』の32階から、イベント会場に向けて自動小銃を無差別に乱射した」と語られており、CBCニュースの取材によると、事件発生後に特殊部隊が部屋に突入した際には、犯人はすでに死亡していたと報じられています。

動画で見るラスベガス銃撃 当時の様子

事件当時、現場に居合わせた人々の中から、現地の状況を伝える動画がTwitter上などにアップされており、「パラタタタ、パラタタタ・・・」という乾いた銃撃音と共に、人々が地面に伏せ、悲痛な悲鳴を上げながら逃げ惑う様子が伝えられています。

一部の動画のなかには、撮影者自身か、または撮影者の近くにいた人物が撃たれ、机や手すりに血が飛び散る様子なども記録されており、事件の生々しさを伝えています。

当時の状況について、ロサンゼルス・タイムズでは、目撃者から得られた話として「犯行には自動小銃が使われ、銃撃は30秒ほど続いた。」として報じています。

銃撃当時の動画からは、銃撃の恐怖におびえて泣き叫ぶ女性の姿や、「パラタタタタ…」と連続する乾いた射撃音、銃撃を聞いて地面に伏せる人々、イベント会場を逃げ惑う人々など、パニックとなった現地の様子を伺うことができます。

銃撃があった当時、カントリーミュージックのコンサートが行われていた現地では、会場である広場に音楽のステージが設けられていたほか、出店や娯楽設備が並んでおり、その周囲にはおよそ2万人の観光客などがいたと言われています。

今回のラスベガス銃乱射事件を受けて、トランプ大統領は、自身の公式ツイッターのなかで「悪の権化による仕業だ。」「ラスベガスで発生した最悪の銃乱射事件における犠牲者と、その家族に深い哀悼の意を表する。神のご加護を!」とコメントを発表しています。

犯人は現地ラスベガスの裕福な白人男性、イスラム国ISとの関係は?

ラスベガス警察では、今回の銃乱射事件の実行犯を、現地ラスベガスに住む白人男性スティーブン・パドック容疑者(64)であると特定。

さらに、事件前に容疑者と行動を共にしていたとされる女性の写真を公開し、重要参考人としてその行方を追っていることを明らかにしました。

ラスベガス市警は、事件現場となった「マンダレイ・ベイ」付近の道路を捜査のために完全閉鎖し、周囲に近寄らないよう呼びかけています。

スティーブン・パドック容疑者(64)の弟が、米メディアの取材に応じたところによると、容疑者は、これまでに犯罪歴も無く、会計士の仕事を退職した後には、経済的に裕福な生活を送っていたと報道されています。

容疑者の弟の証言によると、ネバダ州メスキートに2階建ての自宅を持っているほか、同州に別宅も所有しているほどの「裕福な白人男性」とされており、日常的にギャンブルに興じることが好きで、ビデオポーカーをすることが多く、「カジノで25万ドル(約2800万円)勝ったとメールを送ってきたこともある。」と応えています。

アメリカ・NBSニュースの報道のなかでは、「国際的なテロ組織とのつながりはないと思われる。」とされている今回の事件ですが、日本時間10月2日22時付のNHKニュース記事によると、過激派組織イスラム国(IS=イスラミックステート)がインターネット上に声明文を発表し「ISの戦士が銃撃によっておよそ600人を死傷させた」「攻撃を実行したのはISの戦士だ。実行者は、数か月前にイスラム教に改宗していた」として、銃撃事件がイスラム国(IS)による犯行だと主張していると報じられています。

しかしながら、イスラム国(IS)による犯行を主張するメディアには、事件の詳細について触れていないとされており、イスラム国(IS)が今回の銃乱射事件に関わっていたのか、事件に便乗したプロパガンダであるのかは現在のところ、はっきりしていません。

犯行に使われた銃は?自動小銃による高所からの無差別射撃

これまでに「自動小銃による犯行」として報じられているラスベガス銃乱射事件。

犯人が使用したとされる銃について、アメリカ・CNNニュースやニューヨーク・タイムズの報道のなかでは、その乱射の様子を「執拗な銃撃」と語り、「犯人は一体どのような銃を用いて犯行に及んだのか」という点が、史上最悪の銃乱射事件を語るうえでの1つのポイントとして報道されています。

CNNニュースの取材に応えた法執行機関のアナリストのコメントによると、動画から判別できる射撃音から、何らかの「軍事的な」武器が使用されていることが示唆されており、「大量の弾薬マガジンや、ドラム式マガジンを用いなければこのような銃撃にはならない。」「確認できる射撃音からは、ベルト給弾式の軍事的な武器が使用されたことも推測できる。」と答えています。

すでに、犯行現場となったホテル32階の一室からは、10丁以上にも及ぶ「ライフル銃(10 rifles)」が発見されたと報道されてもおり、犯行に使用された銃は、軍事用のフルオートライフルなのでは?という見方が強まっています。

各所で見ることのできる銃撃当時の様子を記録した映像からは、「パラタタタタタタ・・・」と途切れることの無い銃撃音が、連続して聞こえる様子が伝えられており、犯行現場に10丁以上用意されていた「ライフル銃(10 rifles)」が、トリガーを引き続けることで連続発射することのできる「フルオート射撃」が可能なライフルであることが推測されます。

また一方で、アメリカのUSAトゥデイが、専門家の見解として報じたところによると、犯人はフルオート射撃の銃は購入しておらず、トリガーを引く度に1発、または3発の銃弾が発射される「セミオート」「3点バースト」の半自動銃に、「トリガー・クランク」と呼ばれる補助装置を使っていた可能性について指摘されています。

インターネット上で40~50ドルほどで購入できる「トリガー・クランク」は、半自動の「セミオート」「バースト射撃」を行う銃に取り付けることで安定的に、連続した射撃が可能になるというもの。

銃撃当時の様子を記録した映像からは、一部で「射撃音が常に一定して連続した音ではなく、発射音の間隔が微妙に異なる」という点も指摘されており、「トリガー・クランク」による補助装置を使って手動で再現されたフルオート射撃なのではないか、という見方が強まっています。

ネバダ州ラスベガスは、銃規制が緩やかな地域

今回の銃乱射事件の舞台となったアメリカ・ネバダ州ラスベガスでは、ネバダ州の銃規制が比較的に緩やかな地域の1つでもあり、殺傷能力が高く銃規制においても「攻撃用武器」として分類される「アサルトライフル(フルオート射撃が可能な軍用ライフル銃)」についても、観光客が射撃を楽しむこともできるほか、手続きさえすれば個人での所持も可能とされています。

2002年にマイケル・ムーア監督によって製作された「ボーリング・フォー・コロンバイン」をはじめとして、相次ぐ銃乱射事件をきっかけに再燃し続けてきたアメリカの銃規制問題。

産業構造としてアメリカ社会と密接に結びついていることが銃規制問題のポイントとも言われていますが、世界各国で対テロの動きや、無差別乱射事件が多発する昨今、今回のラスベガス乱射事件で「犯人は一体どのような銃で犯行に及んだのか」といった点が米メディアの脚光を集めており、今後の展開が注目されます。

「想像を絶する光景を目にした」現地コンサートの歌手の証言

今回、史上最悪の銃乱射事件の舞台となってしまったラスベガスの中心街で、当時コンサートを開いていた歌手のジェイク・オーウェンさんは、自身のツイッター上で「銃撃の音はステージや道端から鳴り響き、誰一人として一体どこに逃げたらいいのかわからなかった。」「今夜、ラスベガスに居合わせた全ての者たちのために祈って欲しい。私は今日、想像を絶する光景を目の当たりにした。」とコメントしています。

日本人の死傷者や被害は無し

日本の外務省の発表によると、「日本時間10月2日・午後8時半時点での死傷者リストのなかに、日本人がいるという情報は無い」とされており、事件に巻き込まれた日本人がいないかどうか、引き続き情報集にあたると共に、現地の在米日本人らに対して、事件現場には近づかないようにと呼び掛けています。

Twitterの反応

海外の反応

AbsoluteFreak「コメントしてる人間の半分は、銃規制について何も知らない。」

Lady Luck「銃器所持の反対派にとってその意見を後押しする大いなる伝説が生まれたよ。」

Bergy Baxter「これこそが、すべての人々が銃を持つべき理由だよ。」

Dylan Curry「神よ、人々を救いたまえ。」

Kristy Hwang「なぜアサルトライフルが飛ぶように売れるんだ!アサルトライフルの規制こそ大量殺人の根絶だ!」

Starla Wagoner「こんなの見てられないよ、神様!」

Terry Moore「フルオート射撃の銃が違法じゃないなんて…!」

magic10801「これはテロリストたちの攻撃に違いない!」

john smith「国際主義者たちがフルスロットルで駆けつけて、別の銃を掴んで飛んでいくぞ。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://www.youtube.com/)

関連記事

三越伊勢丹の閉店予定リスト…Eコマース時代の百貨店を襲う「ネットの波」
高級百貨店の・三越伊勢丹ホールディングスが、9月28日の取締役会のなかで、2018年3月21日をもって伊勢丹・松戸店を閉店することを決議しました。郊外型ショッピングモ...

 人気の記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA