2017年10月23日

台風21号の被害と影響…首都圏では交通網寸断か?大和川の氾濫被害、最新情報で見るスーパータイフーン

10月23日、超大型で非常に強い台風21号が、四国や近畿などを暴風域に巻き込みながら北東へと進路を進めています。

紀伊半島を中心とした非常に激しい暴風雨は、各地で記録的な大雨の傷跡を残して進路を北東へと向けて進行中。

土砂による災害や、川の氾濫の危険性が高く、特別警報の可能性も高まっています。

台風21号は、本日23日の明け方ごろから朝にかけて、東海地方から関東の首都圏沿岸にまでに到達する恐れがあり、今後の台風被害と、そして奈良県・三郷町の大和川の氾濫をはじめとした各地の川の氾濫といった動きが注目されています。

過去の台風被害によるシミュレーションからは、首都圏における交通への影響も懸念されており、気象庁では、各自治体の台風21号最新情報にしたがって、速やかに避難するなど、安全を確保するように呼びかけています。

23日午前4時 最新情報:超大型で強い台風第21号は、小田原市付近にあって北北東に進んでいます。引き続き、暴風、高波、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、土砂災害、高潮にも警戒してください。
23日午前6時 最新情報:気象庁の最新情報により、台風の気圧を現すヘクトパスカルについて修正しました。

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台風21号が日本上陸…近畿地方で甚大な台風被害


(動画引用・出典:Youtube「ANNnews」公式チャンネルより – https://goo.gl/Syg8Df)

海外では「スーパータイフーン」とも命名されている台風21号

平成16年に日本上陸し、甚大な被害をもたらした「激甚災害」として認定されている平成21年・台風21号にも劣らない勢力をもった超大型で非常に強い台風21号ですが、すでに上陸している四国・近畿地方を中心として、甚大な台風被害をもたらしています。

紀伊半島では48時間雨量が800ミリを超えるなど記録的な大雨が見られ、静岡県や愛知県などが風速25メートル以上の暴風域に入っています。

22日夜までに報じられている48時間の雨量データからは、和歌山県新宮市で800ミリ超の大雨を記録、この地点における観測史上1位となる数値を更新、そのほか、三重県尾鷲市で700ミリ、紀伊半島の複数の観測地点で500ミリを超える記録的な雨量が観測されています。

東海エリアの西側、和歌山県の裏手に位置する三重県名張市では、市内の宇陀川が氾濫、各地で避難指示や勧告といった警報が発令されています。

観測史上でも超大型の台風21号…台風規模と被害

超大型で非常に強い台風21号は、22日17時ごろには日本の南の海上を、1時間に40キロの速さで北北東へ進んでいるとみられています。

22日17時時点でNHKニュースが伝えたところによると、その中心気圧は945ヘクトパスカルとされており、現在では勢力を増して960ヘクトパスカルとして伝えられています。

台風の中心付近における最大風速は45メートル最大瞬間風速は60メートルにも及ぶとされています。

中心から半径280キロ以内では、常に風速25メートル以上の猛風が吹いているとされ、すでに東海地方・静岡県の浜松市において、駅前の石の土台に植えられた並木が、強風によって横滑りしていく様子など確認されています。

過去の台風との比較…中心気圧945~960hPAの超大型台風21号

中心気圧960hPA(ヘクトパスカル)という超大型の規模を持っている台風21号

その台風の進路は、2014年に静岡県から関東エリアにかけて甚大な被害をもたらした中心気圧950hPAを持つ「2014年台風18号」とも酷似しており、当時と同じ規模の台風被害について懸念の声が挙がっています。

2014年台風18号においては、東海〜関東エリアを中心とした広い範囲で、総雨量200mmを超える大雨がもたらされ、静岡県・神奈川県などの一部地域では、1時間に50mmを超える激しい豪雨が記録されています。

こうした台風被害により、東海道新幹線の約100本あまりが運休、JR東海道線においては、沿線での土砂崩れによって長時間の運休にまで追い込まれていました。

台風被害による交通網への影響は、道路にまで及び、東名高速道路では、土砂崩れでの通行止めによって、長時間の渋滞が発生しています。

「東海道」という、日本の東西を結んでいる大動脈が寸断された「2014年台風18号」…。

同規模の勢力を持ち、その上陸経路と台風の進路も近似している今回の台風21号も、同様規模の被害をもたらす可能性が非常に高いと言われています。

本日23日には、東海・関東エリアへと本格的な上陸を果たす台風21号

その進行方向には、日本の大動脈とも言える東海道の交通網が動いており、東西を分断するような交通網への影響が発生してしまうことが懸念されます。

台風21号の進路と被害…スーパータイフーンの影響で交通網遮断か?

すでに、千葉県・君津市では22日中に、市内を流れる二つの川が危険水位を超えたことから、近隣に暮らす64世帯・159人へと避難指示を出しています。

また、伊豆諸島の北端にある東京都の孤島にある町・大島町でも、土砂災害の恐れがあるとして156世帯・271人に避難指示を出しています。

22日午後10時過ぎに行われたJR東海の発表によると、東海道新幹線で22日、岐阜羽島駅-米原駅間での停電が発生しており、同区間における上下線での運転を見合わせています。

また、JR東日本では23日に湘南新宿ラインを始発から正午ごろまでの間、上下線で運休することを明らかにしているほか、京浜東北線、東海道線、総武快速線、中央・総武線で運行本数を減らすといった措置を発表しています。

こうしたJR各線の方針にあわせて、首都圏における私鉄各線においても、運転の見合わせや運行本数の見直しを行う可能性が高まっています。

23日における空の便では、すでに日本航空93便、全日空80便の欠航が公表されており、陸・海・空における交通網への影響が現実のものとなる可能性が高まっています。

過去数十年に渡り氾濫したことがない大和川が氾濫

奈良県・三郷町にある大和川では、過去数十年に渡って氾濫したことがないと言われる大阪湾にそそぐ一級水路大和川が氾濫したことが伝えられています。

大和川の歴史は古く、日本書紀の記述によると、仁徳天皇による堀江掘削が行われて以来、788年ごろに和気清麻呂、安土桃山時代の豊臣秀吉といった歴史上の人物たちによる河川工事が行われてきました。

江戸時代には幕府によって「国役堤」として管理が行われていた大和川は、古代の頃から度々の氾濫を引き起こし、そのたびに、付近の有力者たちの嘆願によって工事が行われており、昭和10年代から戦争による中断を挟んで川の流れを変更する工事が行われたあとしばらくは、大規模な氾濫を起こしていませんでした。

今回、近畿地方に上陸した超大型台風である「台風21号」による大雨の影響で、再び氾濫による被害を引き起こしてしまった大和川。

付近の住民によるツイッター上での投稿によると、大和路線三郷駅が浸水し、付近一帯が危険な状態にあることが伝えられています。

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