2017年10月13日

東武動物公園のグレープ君亡くなる…「けもフレ」フルルに恋したフンボルトペンギンの波乱万丈の過去

けものフレンズのキャラクターに恋したペンギン、として一躍その名を知られることとなったフンボルトペンギンのグレープ君

埼玉県にある東武動物公園にて飼育されていたそのグレープ君が、10月12日に亡くなったことが分かりました。

大人気アニメ「けものフレンズ」に登場するフンボルトペンギンを擬人化したキャラクター「フルル」のパネルをじっと見つめて、そばを離れようとしなかった「フルルに恋したペンギン」のグレープ君

体調不良により11日から療養に入っていたグレープ君でしたが、21歳という、ペンギンにしては高齢長寿の身であったこともあり、12日14時30分ごろ、大好きだったお気に入りの「フルル」に見守られながら静かに息を引き取ったとされています。

東武動物公園のフンボルトペンギン・グレープ君が他界

フンボルトペンギンのグレープ君は、東武動物公園で飼育されているオスのフンボルトペンギン。

グレープ君」という名前の由来は、個体識別のために左羽につけられていた紫色のタグからと言われており、その性格は非常に甘えん坊、過去に足をケガした際、飼育員から優しくされたことを覚えており、元気になってもエサの魚を口元に運んでもらうといったエピソードを持っています。

そんな彼を一躍全国の有名ペンギンに押し上げたのが、2017年6月まで行われていた大人気アニメ「けものフレンズ」とのコラボイベント。

東武動物公園」と「けものフレンズ」とのコラボとして開催されたイベントでは、けものフレンズ作中に登場する動物を模したキャラクターたちのパネルが、モデルとなった各動物のエリアに登場する、というもの。

同イベントでは、グレープ君と同じ、フンボルトペンギンのキャラクターである「フルル」がペンギンエリアの一角に立てかけられました。

イベントの開催中、この「フルル」をじっっっっと見つめ続け、そばを離れようとしないペンギンが現れます。

それが彼、フンボルトペンギンのグレープ君でした。

2次元に恋したペンギン」「フルルに恋をしたフンボルトペンギン」として一躍全国にその名を知られる事となったグレープ君

コラボイベントの終了後にも、このグレープ君のために「フルル」のパネルは残されることとなり、グレープ君が療養に入った後にはその傍に移動して、彼の最期までをずっと見守り続けました。

「けものフレンズ」のキャラクター・フルルがお気に入りの21歳

グレープ君が初めて話題となったのは、東武動物公園けものフレンズのコラボイベントが開催された2017年4月。

けものフレンズ作中に登場する「フレンズ(動物をモチーフにした女の子のキャラクターたちの総称)」のイラストパネルが、園内のそれぞれの動物がいる各エリアに設置される、という企画のなか、フンボルトペンギンのグレープ君が見せた「特別な反応」からでした。

グレープ君と同じフンボルトペンギンのキャラクター「フルル」が、ペンギンエリア中央の石台に設置されて以来、グレープ君フルルパネルをしげしげと見つめてみたり、近くに寄り添って離れようとしないといった反応を見せるようになりました。

グレープ君フルルを見つめるその姿は、イベント開催期間中に何度も見られるようになり、来場者の間で話題となっていきます。

同じペンギンエリアにいる複数のフンボルトペンギンの中でも、こうした反応を繰り返し見せたのはグレープ君だけと言われており、このことから「二次元に恋したペンギン」としてメディアに取り上げられ、一躍全国にその名を知られる有名ペンギンとなりました。

こうしたグレープ君の様子を見て、東武動物公園側ではコラボイベントの終了後も「フルル」のパネルを継続して展示する対応をとっていました。

二次元に恋をした?なぜグレープ君はこうした反応を見せたのか?

2次元に恋したフンボルトペンギン・グレープ君

同じフンボルトペンギンのキャラクターである「フルル」をじっと見つめたり、そばを離れようとしないなど、なぜ彼がこうした反応を見せたのか?その理由には様々な説が挙げられていました。

東武動物公園の飼育員である山田さん(以下・やまだおにいさん)によると、「(ペンギンとしては)高齢で視力が衰えているため、パネルを飼育員と勘違いしているのではないか」とコメントしており、もともと甘えん坊だったグレープ君の気性と相まって、こうした反応になったのではないかと語っています。

しかしながら、本物の飼育員がグレープ君に近づいて世話をしたり、彼を持ち上げてフルルから遠ざけてみても、フルルのそばに戻り続ける様子なども確認されており、フルルのパネルそのものを気に入っている可能性が伺えるような反応も見ることができます。

群れの仲間から離れてフルルのパネルに寄り添う姿や、閉園時間前に、安全柵の向こうに移動する際にも彼女に視線を向ける姿など、グレープ君フルルに恋しているに違いないと思わせる行動から人気を博し、コラボイベントによる同園全体の来場者増が2割増であったことに対して、ペンギンエリアに限定すると約20倍という増員を記録するなど、人々に強い印象を与えていました。

そんな一躍「スターペンギン」となったグレープ君でしたが、東武動物公園の「けものフレンズ」コラボイベントでフルルと出会うまでに、波乱万丈の半生を送っていたことが飼育員・やまだおにいさんの口から明らかにされていました。

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