2017年5月19日

生配信で見るカンヌ映画祭2017!今年のノミネート作品は?日本人監督が最高賞受賞なるか?「ネット配信を映画とは呼ばない。」

2017年5月18日、フランスにて2017年のカンヌ国際映画祭が開幕しています。

70回目の開催となる今回のカンヌ国際映画祭では、日本人監督によるノミネート作品として、河瀬直美監督「光」がノミネート。

20年ぶりとなる日本映画によるカンヌ受賞への期待感が高まっています。

今回は、カンヌ国際映画祭のノミネート作品一覧と、カンヌ映画祭授賞式の生配信など、2017年のカンヌ国際映画祭を楽しむためのポイントをおさらいしていきます。

カンヌ国際映画祭2017 – 公式チャンネルによる生配信

カンヌ国際映画祭2017 – ノミネート作品一覧

ついに開催されたカンヌ国際映画祭2017

2017年のカンヌ映画祭におけるノミネート作品はどのようなラインアップとなったのでしょうか?

カンヌ国際映画祭2017 コンペティション部門ノミネート作品一覧

コンペティション部門
ファティ・アキン「In the Fade」
ノア・バームバック「The Meyerowitz Stories」
ポン・ジュノ「Okja」
ロバン・カンピロ「120 Battements par minute」
ソフィア・コッポラ「The Beguiled」
ジャック・ドワイヨン「Rodin」
ミヒャエル・ハネケ「Happy End」
トッド・ヘインズ「ワンダーストラック(原題)」
ミシェル・アザナビシウス「Redoubtable」
ホン・サンス「The Day After」
河瀬直美「光」
ヨルゴス・ランティモス「The Killing of a Sacred Deer」
セルゲイ・ロスニツァ「A Gentle Creature」
コーネル・ムンドルッツォ「Jupiter's Moon」
フランソワ・オゾン「L'Amant double」
リン・ラムゼイ「You Were Never Really Here」
ベニー&ジョシュア・サフディ「Good Time」
アンドレイ・ズビャギンツェフ「Loveless」

カンヌ国際映画祭2017 「ある視点」部門ノミネート作品一覧

ある視点部門
アナリタ・ザンブラノ「After The War」
テイラー・シェリダン「Wind River」
レオノール・セライユ「Jeune Femme」
カリム・ムサウイ「The Nature Of Time」
黒沢清「散歩する侵略者」
モハマド・ラスーロフ「Dregs」
ステファン・コマンダレフ「Directions」
ギヨルギー・クリストフ「Out」
ワルスカ・グリズバック「Western」
セルジオ・カステリート「Lucky」
マイケル・フランコ「April's Daughter」
ローラン・カンテ「L'Atelier」
カンテミール・バラゴ「Closeness」
カオテール・ベン・ハニア「Beauty and the Dogs」
セシリア・アタン、バレリア・ピバト「La Fiancee du desert」
マチュー・アマルリック「Barbara」

日本からノミネートしている邦画作品 –

日本からのカンヌ映画祭ノミネート作品として、最高賞を競う部門である「コンペティション部門」に河瀬直美監督「光」、「”ある視点”部門」に黒沢清「散歩する侵略者」がノミネートするほか、アウトオブコンペとして三池崇史「無限の住人」が選出されています。

河瀬直美「光」

視覚を失いつつあるカメラマン・雅哉と「音声ガイド」の仕事をする美佐子。

いよいよ「光」を失うというその瀬戸際に出会った二人の邂逅が、それぞれの人生に新たな「光」を点そうとするヒューマン・ドラマ。

監督である河瀬直美監督は、奈良県出身の日本人女性監督。

現在から20年前の1997年に開催された第50回カンヌ国際映画祭では、自身初となる35mm作品で、さらに最初の商業作品として制作した「萌の朱雀」にて、第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を、史上最年少(27歳)で受賞する快挙を成し遂げるといった異例の経歴を持ち、その後カンヌ国際映画祭の審査員としても選出されるなど、日本人、アジア人、そして女性監督として世界に名を轟かせる存在です。

前作である樹木希林主演・「あん」では、どら焼き屋を舞台に、「あん」作りの名人である老婆とその周辺の人々を描いたドラマで、第68回カンヌ国際映画祭・「ある視点」部門に出品され、オープニングムービーを飾っています。

黒沢清「散歩する侵略者」

数日間の行方不明となった後に、何事も無く帰ってきた夫・真治。

以前とは様子が異なり、優しくなった夫に違和感を覚える妻・鳴海だったが、夫は毎日何事も無く散歩に出かけていく。

そんななか、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が多発していく。

ごく平凡な日常が「非日常」へと侵略されていく、パニック・サスペンス。

三池崇史「無限の住人」

漫画原作の実写版として解散騒動で話題になった木村拓哉が主演する、ぶった斬りチャンバラ・アクション「無限の住人」。

不死身の身体を持つ異形の剣客・万次(まんじ)を用心棒に、両親の敵討ちを懇願する少女・凛(りん)。

江戸幕府も手を焼く最強の剣客集団「逸刀流」を相手に、その棟梁である天津影久を打ち倒すための旅にでる。

逸刀流との激しい戦いのなかで、不死身となった自身の身体の変化を感じ取る万次だったが、過去に自身が原因で失った妹の面影を凛に見出し、彼女の悲願成就のための手助けとなることを決意する。

不死身のサムライ、最強の剣客集団、そして300人の幕府軍までを巻き込んで、異形のぶった斬りアクションの幕が開ける・・・。

ネット配信を映画とは呼ばない?今後Netflix作品は対象外に

「そう言うからといって、私が新しいテクノロジーや、それに伴う可能性を受け入れないとか、歓迎しないとかそういう意味ではありません」

「ただし自分が生きている間は、新世代が気づいていない一点のために闘い続ける。つまり大画面が視聴者を夢中にさせる”その力”のために」

「(最高賞・パルムドールの名誉が)映画に与えられる賞でありながら、その映画を(映画館のような)大画面で観られないなど考えられない。」

「賞でも取らない限り映画館では上映されず、ネットで配信される前提で作られる作品を、”映画”とは呼びたくない。」

「少なくともイスよりも小さい画面で見ることを『映画を見た』とは言いたくない。」

(引用・出典:「MovieWalker」5月18日付記事、BBCニュース 5月18日付記事、カンヌ国際映画祭 審査委員長・アルモドバル監督によるコメント部分より – https://goo.gl/dhtDjW , https://goo.gl/WO81Wz)

2017年のカンヌ国際映画祭では、今回初めて、最高賞である「パルムドール」を競うコンペティション部門において、Netflix製作による2作品が出品されました。

しかしながら、カンヌ映画祭の主催者側では、「ネット配信のために製作されたものを”映画”とは呼びたくない。」と否定的な見方が相次いだことから、次回開催のカンヌ映画祭におけるノミネート基準のなかに「フランス国内の映画館で上映されること」という一文を付け加える意向を明らかにしています。

河瀬直美「光」で20年ぶりの最高賞受賞となるか

カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を競う部門でもある「コンペティション部門」にノミネートしている河瀬直美「光」。

今回の2017年・第70回カンヌ国際映画祭で最高賞の栄誉に輝けば、日本人監督として実に20年ぶりとなる快挙を成し遂げることとなります。

これまでには、史上最年少の新人監督賞をはじめとして、日本人として、アジア人として、そして女性監督として数々の快挙を成し遂げてきた河瀬直美監督ですが、最高賞「パルムドール」を射止めることはできるのでしょうか?

今後の続報に目が離せません。

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