2017年2月15日

金正男殺害の犯人逮捕!暗殺実行犯は「ベトナムのネットアイドルです」?:海外の反応

2017年2月15日、北朝鮮最高権力者にあたる朝鮮労働党 初代委員長・金正恩(キム・ジョンウン)氏の兄であり、北朝鮮における前最高権力者の金正日(キム・ジョンイル)の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港にて殺害されたとの事件が報道されました。

現政権の最高権力者たる金正恩氏による暗殺指令によって、女スパイ2人組の手で暗殺されたのではないか?と囁かれたニュースですが、同日中に実行犯となった女2人組のうち一人をマレーシア警察当局が逮捕したとの続報が報じられています。

果たして、今回の金正男氏殺害は、北朝鮮・金正恩氏による暗殺だったのか?

金正男氏を殺害した犯人の供述は?

なぜ、金正男氏は暗殺されてしまったのか?

気になるポイントを読み解いていきます。

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金正男殺害の真犯人は誰なのか?

金正男氏殺害の裏で糸を引いているのはやはり、北朝鮮最高権力者である弟の金正恩であると言われています。

過去には、第2代北朝鮮最高指導者であった金正日の存命時に、後継者争いのなかで金正恩によって幾度と無く暗殺計画が企てられており、慌てた金正日が中国当局に金正男の保護と暗殺の阻止を依頼した、という映画さながらのエピソードがありました。

2012年4月、金正男氏は、金正恩に対して「私と家族を助けてほしい」と暗殺指令の撤回を求める助命嘆願書を送っていたことが明らかになっています。

今回の金正男氏殺害の一報では、国際的にも「かねてより計画されていた暗殺である」との見方が強く、権力中枢から身を置いた北朝鮮国外での生活や、後継者問題や政治に対して無関心を公言していた金正男氏の努力もむなしく、新政権の集権化と旧体制の有力者の粛清を推し進める北朝鮮・金正恩の陰謀である可能性が高いと言われています。

金正男殺害の実行犯として女スパイが逮捕される

暗殺現場となったマレーシア・クアラルンプール国際空港では、実行犯グループと見られる女2人組のうち1人を現行犯として逮捕。

実行犯の女とされる画像には、ラフな格好をした細身の女性が映し出されています。

Tシャツにプリントされている「LOL」の文字は、海外ネットスラングで「笑う」「(侮蔑的な意味を含む嘲笑)」を意味する「Laughing Out Loud(訳:声を上げて大笑い)」。

過去に、北朝鮮ナンバー2である張成沢(チャン・ソンテク)氏を粛清した際に、銃殺のうえ遺体を火炎放射器で消し炭にし、写真・映像資料から痕跡を消しつくすといったスパイ映画の悪役も真っ青の「殺し」を実行している北朝鮮。

こうした暗殺実行犯の服装にも何か暗喩的なものを感じてしまいます。

日本テレビによる報道では、逮捕された女は「ベトナムのインターネットアイドルである」「イタズラ撮影のためにやってきた」との供述を行っているとされており、暗殺実行犯の身代わりとして無関係の人物を用意した可能性も浮上しています。

実際の現場の様子を報じた韓国メディアのほか、海外各メディアでは「毒針のようなもので殺害された」「女2人組が後ろから近づき、布のようなものを押し付けた」「スプレーを吹きかけた」などと複数の内容が報じられており、右手にかけたポーチのなかに暗殺の実行に使用した薬物が隠されていたのかもしれません。

ベトナムのネットアイドル?逮捕された女の供述

「私はベトナムのインターネットアイドルです」

「イタズラを撮影するためにベトナムからやってきました」

「殺した相手は誰なのか知らなかった」

(引用・出典:日本テレビ NEWSZERO 2017年2月15日付 放送より)

逮捕された実行犯の女、自らを「ベトナムのネットアイドルです」と供述しており、今回の金正男氏暗殺について、「イタズラをするためにマレーシアに来た」「殺害した人物が誰なのかは知らなかった」と語っています。

マレーシア紙「東方日報」(電子版)によると、2人が犯行後、空港から乗ったタクシーの運転手も13日に逮捕されたが、事件と無関係と分かり既に釈放された。当局者は女2人について「ある国に金氏暗殺のために雇われたと考えている」と述べた。また、殺害に使用したとみられる有毒薬物を特定したと語ったが、薬物名への言及は避けた。

(引用・出典:時事通信 2月15日付 記事より – http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021500975&g=int)

シンガポールで発行される華氏系メディア・星洲日報(電子版)では、逮捕された実行犯と見られる女性について、事件が起きた15日午前9時頃、現場であるクアラルンプール空港内を徘徊していたところを逮捕したと伝えています。

マレーシア警察当局が発表した声明によると、逮捕された女の旅券の名義は「ドアン・ティ・フオン(またはゾアン・ティ・フォン)」とベトナム人風の名前が記載されていること、「1988年5月31日、ベトナム北部ナムディン省生まれ」と記載されていることが明らかになっており、逮捕された際には1人でいたところを発見され、監視カメラに記録されていた映像と容姿格好が一致したことから、緊急逮捕につながったようです。

星洲日報(電子版)では、当初はマレーシア警察当局の取調べに対して、「もう一人の実行犯の女からの指示を受けて、金正男氏に何らかの物体を浴びせた。」と供述するも、取調べの調書を取ろうとすると突如否認に転じた、とされています。

実行犯グループは計6人?残る女1名と男4名を捜査中

星洲日報によると、男4人の存在が監視カメラの映像から浮上。また、女1人が空港を徘徊していたのは、残る仲間が逃げるためのおとりだったと警察は考えている。東方日報は「女は犯行後、5人に捨てられた」と報道。犯行後、一緒に行動し、ホテルまで行ったが、突然残る5人は消えてしまったという。

(引用・出典:時事通信 2月15日付 記事より – http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021500975&g=int)

実行犯となった女2人組のほか、襲撃を監視していたとされる男4人の犯行グループの存在が浮上しており、マレーシア当局による捜査が続けられています。

今回、現場となったクアラルンプール空港で逮捕された女は、暗殺を指示したもう一人の女と男4人の犯行グループによって逃亡のための時間稼ぎとして切り捨てられたのではないか?との見解が発表されています。

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