2017年5月10日

韓国大統領選の末路…文在寅勝利で日本への影響は?反日政権の誕生でどうなる用日論?:海外の反応

5月9日に開催された韓国大統領選挙で、10日午前、文在寅(ムン・ジェイン)氏の勝利が確定しました。

強烈な反日政権の誕生」「危うい対北朝鮮政策」「前政権の汚染は浄化されるのか?」といった様々な声が浮かび上がる今回の大統領選においては、韓国国内だけではなく、国際的な注目を浴びるなかでの政権交代となりましたが、はたして、韓国の未来や、日本への影響はどのようなものとなるのでしょうか?

韓国大統領選挙末路…反日政権とも言われる文在寅(ムン・ジェイン)氏の勝利で日本への影響はどうなるのか?海外の反応は?

激動の政治ドラマから幕を開けた韓国政権の交代についてを紐解いていきます。

5月9日夜時点で文在寅(ムン・ジェイン)氏にほぼ確定した韓国大統領選挙

5月9日に開催された韓国大統領選挙

9日夜の時点では、既に大勢を決していたとも言われている文在寅(ムン・ジェイン)氏の当選確定が、10日午前に報じられています。

徹底した反日候補であると囁かれていた文在寅(ムン・ジェイン)新政権誕生によって、日本への影響はもちろん、不穏な動きを見せ続けている北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)に対する外交政策などが注目を集めています。

果たして、韓国の新大統領・文在寅(ムン・ジェイン)氏による新たな政権の誕生は、日本にとってどのような影響をもたらすのでしょうか?

文在寅(ムン・ジェイン)氏の勝利で日本への影響はどうなる?

文在寅(ムン・ジェイン)新大統領について、まず大きく報道されているのが「強烈な反日」「超反日」というネガティブなイメージです。

韓国国内の親日政治家に対して、親日と思わしき言動をする者は粛清の対象とする、とも言われる文在寅(ムン・ジェイン)政権ですが、彼の掲げる公約やビジョンはどのようなものなのでしょうか?

文在寅(ムン・ジェイン)氏が掲げる韓国の新たな政治

  • 国内政治における公正性の回復
  • 若者の失業に対する国内雇用の創出
  • 韓国経済の共同成長
  • 日韓慰安婦合意の破棄
  • THAAD配備は次の政権で検討すべき
  • 日韓関係を「用日論」に修正
  • 公務員81万人雇用など経済対策
  • 対北朝鮮の融和政策

これまでに、文在寅(ムン・ジェイン)氏が掲げたビジョンの主なものとして挙げられているのが、上記の8つ。

「国内政治における公正性の回復」は、前政権である朴槿恵(パク・クネ)政権に対する強烈な批判と、その政治腐敗を正す、というもの。

今回の大統領選はそもそも、朴槿恵(パク・クネ)氏に対する国民の大きな怒りが発端となっていることもあり、「政治の公平性」を掲げた文在寅(ムン・ジェイン)候補は、これによってこそ国民の熱烈な支持を集めたとも言われています。

続いて、経済政策と共に語られているのが「国内雇用の創出」。

若者の失業率が高まる韓国において、具体的な政策方針の1つとして国内雇用の創出を最優先として挙げた文在寅(ムン・ジェイン)氏は、若年層の指示を集めての当選となっています。

文在寅(ムン・ジェイン)氏が掲げたビジョンのなかで、一際韓国の政治背景を物語るものとして挙げられるのが「共同成長」というビジョンです。

前回の大統領選挙が行われた2012年から、与野党各候補の誰しもが強いビジョンとして掲げる、いわゆる「お決まりの謳い文句」の1つでもある「経済の民主化」に対して、文在寅(ムン・ジェイン)氏は「政治の民主化」と「経済の民主化」を結びつけた考え方を明らかにしています。

韓国の憲法のなかで、憲法119条に「国家は、均衡のある国民経済の成長および安定と適正な所得の分配を維持し、市場の支配と経済力の濫用を防ぎ、経済主体間の調和を通じた経済の民主化のために経済に関する規制と調整をすることができる」という項目がそんざいします。こうした「経済の民主化」に対する政治関心の動きに対して、前政権の朴槿恵(パク・クネ)政権においては「公正な分配を約束する」というかたちの答えを掲げましたが、その末路は「朴槿恵と崔順実による政治・経済の癒着と汚染」というかたちで韓国国民の前に差し出される結果となりました。

こうした前政権による政治背景を受けて、文在寅(ムン・ジェイン)氏は、「政治の民主化が実現されていないこと」にその原因を求めており、「今の韓国は1人1票なのではなく、1ウォンが1票の時代である」と指摘しています。

文在寅(ムン・ジェイン)氏の掲げる大きな「共同成長」のビジョンのなかには、「政治的な民主主義の先に、経済的な民主化があり、その先に、福祉中心の民主主義がある」というビジョンが示されているのです。

韓国・文在寅(ムン・ジェイン)政権の誕生による日本への影響

「強烈な反日」とも言われいる文在寅(ムン・ジェイン)氏、果たして、今回の韓国大統領選の結末は、日本への影響はどのようなものとなるのでしょうか?

  • 日韓慰安婦合意の破棄
  • 日韓関係を「用日論」に修正
  • 対北朝鮮の融和政策

文在寅(ムン・ジェイン)氏が掲げるビジョンのなかで、日本に直接的・間接的に影響を及ぼすものとして、上記の3つが挙げられます。

日韓慰安婦合意の破棄

すでに一部で報道されている通り、文在寅(ムン・ジェイン)氏は、日韓慰安婦問題に対して不可逆的な合意が行われたにも関わらず、この「破棄」をするものとして見られています。

といっても、この「日韓慰安婦合意の破棄」については、既に同問題に肯定的な見方を示していた潘基文(パン・ギムン)氏が出馬を辞退したことによって「いずれの候補者が当選しても、破棄の路線は確定的」とも言われており、この点においては、文在寅(ムン・ジェイン)氏独自の外交ビジョンというよりも、韓国国民の総意としての意味合いも強いようです。

韓国メディア「ニューシス(네이버 뉴스)」が報じたところによると、韓国国内では「誰が当選しても、慰安婦合意は必ず破棄。当たり前のこと。」「合意文書がないのだから破棄を宣言する必要すらない。」「口頭で結ばれたものなど最初から信じていない。」という声も挙がっており、慰安婦問題を中心とした日韓関係の複雑化が再燃することは間違いないと見て良いでしょう。

日韓関係を「用日論」に修正

文在寅(ムン・ジェイン)氏が政治ビジョンの1つとして掲げている「用日(ヨンイル)」とは、「(日本に対して否定的な感情、反日的な姿勢を持っていても)日本の持つ資本や技術を大いに利用するべきだ。」という考え方です。

韓国・中央日報では、この「用日(ヨンイル)」という新しい考え方に対して、2014年1月9日の社説のなかで、日本から韓国への直接投資や、観光客数がいずれも激減している点について触れながら「原則よりも、国家の利益がさらに重要だ」として韓国政府への「「用日(ヨンイル)論」の重要性を呼びかけています。

こうした背景もあって新たな文在寅(ムン・ジェイン)政権においては、彼らが掲げる「経済の共同成長」のなかで、慰安婦問題はもちろんのこと、技術的支援と交流、日経企業の進出と誘致、観光客の誘引といった様々な面で、「積極的に日本を利用する」といったスタンスが取られることが想定されます。

そもそも、この「用日論」の成り立ちや、韓国国内での議論の方向性を見ても、文在寅(ムン・ジェイン)政権によって行われる「用日(ヨンイル)」は、「日本に対しては反日的な外交姿勢を取ったとしても、経済的には利用したい。」という性質のものであり、極端な見方をとれば「間抜けな日本人を利用してやれ!」とも取れるような考え方でもあります。

前政権の朴槿恵(パク・クネ)前大統領においては、「反日よりも、用日(ヨンイル)こそが困難な道である」とされており、国内では反日的な政治方針を進めながらも、対外政策としては親日を装うことで協力関係を引き出す、といった場面が見られており、一部では、「面従腹背」とも言うべき政治の舞台を飛び交う腹芸に、否定的な見方も挙がっています。

果たしてこの「用日(ヨンイル)論」が日韓双方にメリットをもたらす「Win-Win(相互利益)」のビジネス関係となるのかは、多いに疑問の余地が残り、日本にとっては、これまで以上に油断のならない隣人となることは間違いありません。

対北朝鮮の融和政策

文在寅(ムン・ジェイン)氏の掲げる「対北朝鮮政策」は、融和路線を掲げており、前政権において「北朝鮮のミサイル開発の資金源となっている」と指摘されていた「開城工業団地」の開発を再開するとの方針を明らかにしています。

2016年から2017年の今年にかけて、不穏な動きを見せ続ける北朝鮮に対して、アメリカが熱心な直接対談や外交運動を活発にして進められてきた高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の配備についても消極的で、「北朝鮮を刺激するので」、その配置についてを見直し、次政権のなかで検討するべきだという姿勢を見せ始めています。

韓国首都のソウルは、歴史的な背景によって北朝鮮との国境からそう遠くない場所に位置しており、北朝鮮がその気になれば、例えかの国の中古兵器であっても、国境付近から砲撃できてしまう、と言われています。

昨今の動向によって、1962年のキューバ危機以来の緊張が走った朝鮮半島において、北朝鮮の暴君が核や弾道ミサイルによる歴史的な暴挙に出た場合、まずその標的となるのは韓国の首都であるソウル。

前政権の朴槿恵(パク・クネ)氏による政治汚染など、国内の政治的混乱と新政権の誕生という不安定な状況が続く韓国にとって、「今、コトが起きてはたまらない」というのが本心なのかもしれません。

朴槿恵(パク・クネ)政権の汚染、前政権の批判で掴んだ国民感情

「文在寅(ムン・ジェイン)氏は、前回の大統領選(2012年)でも得票率が48%に達していたのだから強いのは当たり前。今回はそれに『とにかく現状を変えてくれ』という人が多かったね。若者の失業率も高いし、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の不正への怒りが強かった」
(引用・出典:日経ビジネスオンライン 5月10日付記事より – https://goo.gl/fPPZzq)

今回の大統領選挙戦で、その決め手とも言える争点となったのは「若者の失業と国内雇用」、そして何よりも「朴槿恵(パク・クネ)前大統領による国内政治の汚染」でした。

国内雇用の創出を最優先事項として掲げていた文在寅(ムン・ジェイン)氏は、もとより2012年に行われた前回の大統領選挙においても得票率48%の有力候補。

こうした強力な背景に加えて、朴槿恵(パク・クネ)前大統領による一大スキャンダルによって大爆発していた韓国国民に対して、「前政権の腐敗を徹底的に正すこと」を掲げたことが、国民の感情を掴み取った要因だと言われています。

前政権を振り返った批判と反省、そして国民の怒りを出発点とした文在寅(ムン・ジェイン)政権ですが、韓国の政治の歴史において、悲劇的な末路を迎えた政権交代は珍しくはありません。

今回の政権交代においても、「腐敗した前政権が弾劾によって倒された今」というドラマチックなスタートではありますが、過去歴代の例に多く見られるように、新たな文在寅(ムン・ジェイン)政権が、続けて現時点のような高い支持率を維持できるかどうかは疑わしい、といった見方も根強くあるようです。

歴代の韓国大統領に見る、韓国大統領の末路

  • 1人目の大統領(李承晩):不正選挙を糾弾され、ハワイへと逃亡
  • 2人目の大統領(尹潽善):軍事クーデターにより辞任。3年の懲役刑を受ける
  • 3人目の大統領(朴正煕):妻が射殺。直後に本人も韓国情報部部長から暗殺される。
  • 4人目の大統領(崔圭夏):政権を掌握できず、光州事件によってわずか8ヶ月で辞任。
  • 5人目の大統領(全斗煥):光州事件の責任を問われて死刑宣告(後に特赦)
  • 6人目の大統領(盧泰愚):退任後、光州事件と収賄容疑で逮捕、懲役17年(後に特赦)
  • 7人目の大統領(金泳三):アジア通貨危機でIMFを介入させる、次男が収賄と脱税で逮捕。
  • 8人目の大統領(金大中):息子3人を含む一族5人が収賄で逮捕。
  • 9人目の大統領(盧武鉉):収賄疑惑の調査中に、山で足を滑らせ転落死。
  • 10人目の大統領(李明博):実兄、妻の従兄弟が逮捕、本人も不動産取引に関する疑惑あり
  • 11人目の大統領(朴槿恵):カルト宗教の傀儡政権であることが発覚し弾劾へ。

韓国の歴代大統領の歴史を紐解いてみると、前11代に渡って悲惨な末路を辿っているケースが多く見られます。

直近の前大統領である朴槿恵(パク・クネ)氏も、古くから蜜月の関係にあった宗教団体によって、もはや「傀儡政治」とも言えるほどの政権汚染をきたしていたことが発覚し、韓国国内では、近年まれに見る激動の弾劾劇にまで発展しました。

歴代大統領の末路からは、韓国の国内政治において、トップの腐敗、政治争いによる暗殺、軍事クーデターなど様々な結末が入り乱れており、21世紀の現在でも、未だ激動の政争ドラマが繰り広げられるといったお国柄なのかもしれません。

今回の文在寅(ムン・ジェイン)新大統領は、前大統領である朴槿恵(パク・クネ)氏による国内政治の腐敗と汚染を徹底的に批判し、他候補よりも強く「前政権の腐敗を正すこと」を押し出したことが、国民感情を強く揺り動かした、とも言われています。

果たして、文在寅(ムン・ジェイン)政権では、これまでの歴代大統領のような悲劇の末路を回避して、韓国の新たな政治を築き上げることができるのでしょうか?

Twitterの反応

海外の反応


(動画引用:Youtube 米メディア「RT America」公式チャンネルより – https://goo.gl/QjG3Fc)

liagog「これでアメリカヤンキーはTHAADミサイル(迎撃用防衛ミサイル)を持って国に帰ってくれよ。」

LordMeowMeow「ウケる。中国、韓国、ロシアが夜の間に空を飛び回って自分の国を襲うとでも言うのか?笑わせないでくれよ。」

allen christian「他国にアメリカの基地があることは、その国が国際的な標的にされない理由の1つになっている。」

allen christian「例えばフィリピンの例だ。アメリカが撤退した直後、中国は再び彼らに圧力をかけ始めた。」

allen christian「THAADミサイル(迎撃用防衛ミサイル)は、韓国にとって(対北朝鮮における)適切なセキュリティなんだよ。」

Fight the NWO With Kunal「おめでとう韓国!CIAの企みを打ち破ったばかりか、自国の文化を取り戻したとも言える。今のところはね。」

Los Ingobernables De Japon「新大統領の名前(ムン・ジェイン)ってなんだか”モーテル(安宿)”って聞こえるよね。」

Heiner Ali「新しい大統領は、一体どれくらいの期間、私達の前にあるのだろう?ムン新大統領はまるで”月(ムン)の裏側”のようだね。」

vinnythewebsurfer「もしこの新大統領が、彼が掲げるとおり、前政権の汚点とそれに共謀した企業の腐敗を正せるのだとしたら、彼はオバマやトランプなんかよりも良い大統領であると言えるだろう。」

(引用・出典:Youtubeコメント欄より翻訳 – https://goo.gl/QjG3Fc )

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