2017年8月25日

藤井聡太の将棋めし|天才が食べる勝負の昼食…羽生善治「再び相見えるのを楽しみにしている」

1つの対局に午前・午後の「丸1日」をかけて行われ将棋の対局、腹が減っては戦もできませんね。

その鮮烈なデビューから29連勝の記録を打ち立てて、「将棋界に現れた若き天才」という称号を欲しいままにしている藤井聡太四段

天才藤井聡太の名と共に、将棋の対局における「とあるワンシーン」に着目したテーマ「将棋めし」として「藤井聡太の勝負メシ」が話題になっています。

今回は、天才藤井聡太が舌鼓を打ったここまでの勝負メシと、彼の活躍によって一躍話題のトピックとなった「将棋めし」の世界、その語源となった将棋グルメマンガ「将棋めし」についてご紹介します。

天才・藤井聡太の勝負めし

29連勝でストップしてしまった藤井聡太四段の連勝記録でしたが、その更新途上で話題となっていたのが「天才藤井聡太将棋めし」というトピック。

将棋めし」という聞きなれないワードに、当初は「なんのことだ?」という反応を示す方も多く見られましたが、今では「勝負の一局に、天才藤井聡太が選ぶ勝負メシ」として定着しているようです。

「将棋めし」とは?

長ければ日をまたいで行われることもある将棋の対局において、勝負のインターバルに「どんな将棋めしを食べるか」という話題が、勝負をわける?トピックの1つとして報じられています。

時には、1日をまたぐ長期戦で進行することもある将棋の対局。

対局相手のありとあらゆる一手を考え抜く長い長い思考の迷路のなかで、ほっと一息をつくことができる唯一のインターバルとも言えるのが、午前・午後を隔てる「昼食の時間」。

将棋めし」とは、「思考力のスポーツ」とも言われる将棋界において、究極の読み合いでフル回転する疲れ切った脳にエネルギーを送ることのできる重要なターニングポイント、つまりは「その対局でどんなメシを食べるか」というものです。

松本渚原作の将棋グルメマンガ「将棋めし」

そもそも、この「将棋めし」というフレーズは、どこからやってきたのでしょうか?

天才藤井聡太四段のニュースで報じられるこの「将棋めし」というフレーズ、実は全く同名のタイトルの漫画作品から来ているものでした。

KADOKAWA「コミックフラッパー」にて連載している前代未聞の将棋グルメマンガ将棋めし」。

将棋のプロ棋士である主人公・峠なゆた六段を中心に、プロの世界に生きる将棋棋士たちが、対局中の昼食に食べる「将棋めし」にスポットを当てた前代未聞の「将棋グルメマンガ」。

作中で、主人公らプロ棋士が、将棋会館での対局中に、昼食に注文する飲食店は、いずれも実在するお店。

時に「ゲン担ぎ」、時に「エネルギー補給」、時に「勝負の流れを変える一手」、そして対局が行われる盤上の外で行われる「盤外戦術」として登場する「将棋めし」が描かれており、プロ棋士たちが「将棋めし」に一喜一憂する群像劇が魅力の漫画作品です。

藤井聡太四段と共に「将棋めし」の存在も知られるように

はじめは、一部の報道のなかで、小さく報じられていた「天才藤井聡太勝負メシ」。

藤井聡太四段の連勝記録が1つ、また1つと伸びるにつれて「将棋めし」というトピックも注目を集め、定着するようになっていきました。

ついには藤井聡太四段の29連勝の勢いに乗って、各メディアで「藤井聡太四段の勝負メシ特集」が組まれる始末。

将棋めし」は藤井聡太四段の活躍によってメジャーなトピックスとして脚光を浴びることとなったのです。

藤井聡太四段・ここまでの「将棋めし」

対局日 対局相手 将棋めし
2016年12月24日 加藤一二三 九段 味噌煮込みうどん
2017年1月26日 豊川孝弘 七段 肉ぶっかけそば
2017年2月9日 浦野真彦 八段 黒毛和牛カレーうどん
2017年3月10日 大橋貴洸 四段 カレーうどん
2017年3月16日 所司和晴 七段 つけとろろそば
2017年3月23日 大橋貴洸 四段 天もりそば
2017年4月4日 小林裕士 七段 天丼
2017年4月13日 星野良生 四段 汁なし担々麺
2017年4月26日 平藤真吾 七段 エビフライ&クリームコロッケの盛り合わせ
2017年5月1日 金井恒太 六段 カレーライス
若鶏唐揚げ定食(夕食)
2017年5月3日 横山大樹 アマ 冷やしぶっかけそば
2017年5月12日 西川和宏 六段 うどん定食
2017年5月25日 近藤誠也 五段 五目焼きそば
チャーシュー麺(夕食)
2017年6月2日 澤田真吾 六段 チントンシャン(豚の天ぷら)
2017年6月21日 澤田真吾六段 胡麻味噌とじうどん
2017年6月26日 増田康宏四段 豚キムチうどん

後に、並み居る強豪を打ち倒しての「29連勝」という大記録を打ち立てる天才少年は、そのプロ初戦となる加藤一二三 九段戦において「味噌煮込みうどん」という愛知県民らしいメニューから「将棋めし」をスタートさせています。

愛知県瀬戸市出身である藤井聡太四段。

愛知県尾張エリアのソウルフードでもある「味噌煮込みうどん」をプロ初戦にチョイスするあたり、素朴な人柄を伺わせます。

プロ公式戦29連勝までの「藤井聡太の将棋めし」を一覧に並べてみると、「うどん」「そば」「ラーメン」といった麺類がズラリと並んでいることがわかります。

麺類が好物?藤井聡太四段の「勝負めし」は?

そのプロ初戦の「将棋めし」を、地元・愛知の郷土料理「味噌煮込みうどん」でスタートさせている藤井聡太四段。

その後も「天ぷらそば」「豚キムチうどん」「五目焼きそば」など、手を変え、品を変えながらも、「麺類中心の将棋めし」を食べ続けています。

将棋会館で昼食の注文をとる際には、近隣の飲食店のメニューが受け渡されるのですが、その内容が麺類のみに偏っていることはなく、店屋物として「どんぶりもの」や「定食」もたくさんあるはず。

事実、気分転換のためなのか、時には「天丼」「唐揚げ定食」といった勝負メシで対局に望むこともある様子。

しかしながら、「うどん」「そば」を食べ続ける藤井聡太四段、麺類には並々ならぬこだわりがあるのでしょうか?

藤井聡太四段のプロ初対局で対戦相手となった加藤一二三九段は、「対局のある1日は、昼も夜も”うな重”」という伝説を持つことで知られていますが、新たな時代の天才・藤井聡太四段の「勝負メシ」とも言える将棋めしは、食事後にすぐエネルギーに変換されやすいとも言われる「麺類」なのかもしれません。

かつての「天才」、羽生善治さんも藤井聡太四段にエール

新時代の天才・藤井聡太四段から遡ること余年、かつて将棋界に君臨しつづけ、今もなおその才能を発揮し続けている「かつての天才」、羽生善治氏も、藤井聡太四段の活躍にエールを贈っています。

「再び盤上で相見えるのを楽しみにしています。」

プロ初戦の以前、AbemaTVの企画によって実現した「藤井聡太vsプロ棋士・炎の7番勝負」にて、将棋界の一時代を築いた天才・羽生善治を破った藤井聡太四段でしたが、次回の対局では、前回のような勝負を見せてくれるのでしょうか?

今後も、藤井聡太四段の活躍と、その「将棋めし」に目が離せません。

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