オフィス街のランチタイムに、トラックでさまざまな食べ物を売っているシーンをみたことがあるではないでしょうか。オフィスからすぐの場所にあるレストランには飽きてしまった、また時間がないためコンビ二に頼りがちといった方にはまさに救世主なのです。
・定義
トラックの屋台の部分で、さまざまなジャンルのレストランが開店しテイクアウトのサービスを行うことをいいます。アメリカでは長年親しまれたサービスですが、日本でも定着をしてきました。レストラン側の人間としても、店を開くには多額の資金が必要ですが、まずはトラックで顧客をつかむことができるメリットがあります。
・特徴
レストランを開店するにあたって、料理の腕が必要である以外に店舗やスタッフの確保、家具の確保などさまざまな資金が必要になります。またロケーションの問題で、思った以上に来客が伸びないケースもあります。
そこでフードトラックビジネスをすることで、店舗を持たず限られた場所でテイクアウトのサービスとなるので、トラックの維持費と食材以外は大きな資金を必要としません。またトラックであるため自由に場所を移動できるので、平日の昼間はオフィス街、週末は観光地など移動が可能なのです。
・始め方
フードトラックビジネスを始めるためには、トラックを購入もしくはレンタルしたあとは移動販売の開業許可を取得する必要があります。内容としては、シンクの数、清潔を保つことができる状態か、換気はしっかりとしているか、排水の容量は十分かなどの項目があげられます。扱う商品によって、食品営業自動車と食品移動自動車の2種類の営業許可があるので十分に気を付けてください。
また他にも都道府県ごとの許可が必要になります。このあと商品を選ぶことになります。商品を選ぶことは、フードトラックを選ぶことと同じくらい重要です。美味しく作る技術はもちろんのことながら、需要があるものである必要があります。商品を決めたら、デザインを考えます。フードトラックはデザインが大きな広告となるので、こちらも十分に考えて決めたいものです。
・稼ぎやすさ
店舗を構えるのと比較しても、資金が少ないため大きく赤字になることはありません。また顧客が集まる場所を選んで移動することができるメリットがあります。一度有名になると、場所を大きく移動する必要もなくなります。
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